「【”悪魔の招集。”今作は、高層ビルのエレベーターに閉じこめられた男女5人に次々に起きた事を緊迫感溢れる映像で魅せるワン・シチュエーションホラーであり、ミステリー要素も絡めた逸品である。】」デビル NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【”悪魔の招集。”今作は、高層ビルのエレベーターに閉じこめられた男女5人に次々に起きた事を緊迫感溢れる映像で魅せるワン・シチュエーションホラーであり、ミステリー要素も絡めた逸品である。】
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■高層オフィスビルからひとりの男が墜落死した。ボーデン刑事は、遺体に不自然さを感じつつも自殺と断定する。
ちょうどその頃、ビルのエレベーターには5人の男女が閉じ込められていた。
そして、突然照明が消えて再点灯した時、若い女の背中が切られていて、その後一人又一人と殺されて行く。
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・閉じこめられた男女の身元が明らかになる中で、彼らが犯していた人道に反した行為が明らかになって行く過程と、それを調べる5年前に妻子を交通事故で亡くしたボーデン刑事の姿。
・最初に殺されたセールスマンのビンスは顧客の大きな損害を与えており、次に殺された老女コウスキーは盗みをしており、次に殺された警備会社の派遣社員ベンは暴力行為で何度も捕まっており、若い女サラ・キャラウェイは夫を恐喝しており、整備工のトニーは・・。
ー 観ていて、誰が犯人かが分からないまま緊迫感を持って物語は続くのである。
■そして、トニーが生き残るがその前に現れた死んだ筈の老女コウスキー。
彼女は、トニーがサラ・キャラウェイの遺骸を抱きかかえている姿を見て、”残念だわ・・。”と言って姿を消すのである。
・更に、解放されたトニーがボーデン刑事の妻子を酒酔い運転で殺していた事が分かるシーンが描かれて・・。
<ラスト、”悪魔が居れば、神様もいる”と言う信仰深い警備員の言葉を背にしながら、ボーデン刑事はトニーを連行する車中で”赦す”と言うのである。
今作は、密室であるエレベーターを舞台にしたワンシチュエーションホラーでありつつ、ミステリー要素も絡ませた逸品である。>
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