ちいさな哲学者たちのレビュー・感想・評価
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個人に大人もこどもも関係ない
こどもは大人の言うことをきいていればいい、 こどもは考える力がない、なんてハズはない。 こどもも大人もみんな一人一人思考するけど、それを言葉にしないと伝わらない。自分が考えることは他者と違う。それでいい。 そんな当たり前のことをこどもたちに教え、大人たちに思い出させてくれるドキュメンタリー。 家族で話す機会はなかなかない(なかった)生や死や愛や友情などの抽象的かつ重要なことがらとともに、私たちはみんな違うがみんな同じだと教えてくれるいい授業だった。
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哲学と道徳教育との違い
個人評価:3.9 3才から5才の子供たち。偏見がなく、またある意味では偏見の塊のような彼等。そんな子供達が哲学について考えるなんて、とても興味深い題材のドキュメンタリー。 わたしの小学生時代は、道徳の授業が週1回だけ設けられており、現代の日本では、道徳がさらに教科としての位置付けに考えられている。他者とどう向き合うべきかの道徳と比べ、哲学は自身とどう向き合うべきかの学問であると感じ、日本教育との差が見受けられ興味深い。 本作の子供達は、その無防備な脳に哲学をぶつけられ、今まで動いていなかった別の脳の回路が転がる様に動き出し、自身のコトバで物事を考え判断する様になっていく。素晴らしい授業だと思うし、大人達も教えられる事が多々ある作品だ。
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