「父親よ、何処へ」SOMEWHERE 万年 東一さんの映画レビュー(感想・評価)
父親よ、何処へ
無駄に思える長回しにS・コッポラのお洒落心が垣間見れて特に双子のポールダンスの場面は意味が無いながらも楽しい。
S・ドーフなんてパッとしない役者を魅力的に演出してしまう彼女の手腕に驚かされ何ら起きる事もない日常の中にE・ファニングを置くことによって興味の持続力も上がってくる。
女を取っ替え引っ替えな父親だが娘を大事に愛しているのは伝わってくるし二人の関係性が親子のようで恋人のようで長年の夫婦にも思える。
フェラーリを捨て一人歩く父親のラストの表情が良い。
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