「【第一次産業の合理化により、世界の食物供給の流通は変わり、貧困層と富裕層の差が拡大していく現代食物供給の姿を描いたドキュメンタリー作品。】」ありあまるごちそう NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【第一次産業の合理化により、世界の食物供給の流通は変わり、貧困層と富裕層の差が拡大していく現代食物供給の姿を描いたドキュメンタリー作品。】
- 今作は、2005年のドキュメンタリー作品である。工業製品のように飼育されるニワトリなど、次々と明かされる食料供給の実態は衝撃的。多角的な取材で、飢餓や貧困などの問題も浮かび上がる事が描かれているが、2022年の現代、当時と何が変わったのか・・、を考えさせられる作品。-
・大型船による漁業の乱獲が問題となっているフランスのブルターニュ地方。沿岸業業者の取る魚と遠洋漁業で採れる魚との鮮度の違い。
・遺伝子組み換えのナスが大量生産されるルーマニア…。
・3000㌔を越えて供給される、交配種のトマトを代表とした野菜。
<今作を観ると、私たちの食卓に並ぶ食料供給の実態を探ると、様々な問題が見えてくる。
が、当時と現代と何が変わったのか・・。
世界最大の食品会社ネスレ重役へのインタビューなど、当初、取材を拒否した人々を説得して得られた証言は貴重、とあるが、もう一歩突っ込んで欲しかったかな・・、とも思った作品である。>
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