「食を安全・危険という二元論だけで捉えたドキュメンタリーではない」フード・インク シモーニャさんの映画レビュー(感想・評価)
食を安全・危険という二元論だけで捉えたドキュメンタリーではない
『フード・インク』は食を安全・危険という二元論だけで捉えたドキュメンタリーではない。
もちろん、添加物や農薬よる健康被害・環境破壊は深刻です。
しかし、それ以上に巨大企業の効率至上主義が招く、
異常な社会構造に警鐘を鳴らしています。
米国の食事情を採り上げていますが、
こう云った問題は私たちが住む日本にも、
そのまんまあてはまる部分が多いと感じます。
"知らない間に大きなシステムに組み込まれてしまった私たちが、
今、本当に食べたいものは何か?"語りかけてきます。
私は、今日から一口ごとに世界を変えるつもりで食事をしようと思いました。
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