阪急電車 片道15分の奇跡のレビュー・感想・評価
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人と話したくなる映画
知らない人に声をかけあう事の良さを感じました。
他人との距離感が遠い今こそ、その良さが分かると思います。
自分にとって全く関係ない、電車内にいる人達も、それぞれ悩みはあるのだなぁと思うと、世界を見る目は少し変わるかなと感じます。
とても心が温まりました。
後半に、急にアニメ調のCGが出てきて「ん?」ってなりました。
それまでの雰囲気と全く変わってしまっていたので、そこはいらないかなぁと思いました。
舞台が阪急電車西宮北口から宝塚で、自分の通う学校の通学路だったので、各シーンの舞台の駅がとても身近で、そういう面が1番楽しめました。
ところどころで、地元愛を感じるものが描かれているので、阪急電車をよく利用する方は必見だと思います。
電光掲示板のメロディも、「あー(^^)」ってなります笑
とにかく癒されます
脚本の岡田惠和さんならではの「やさしい」世界観が存分に繰り広げられている作品です。電車を通したそれぞれの日常を舞台に、とてもあたたかでほっこりする物語が描かれており、つい何度も観たくなります。
キャストは、阪神間ご出身の役者さんたちを中心に起用されているだけでなく、実力のある方たちばかりで、とても素晴らしいです。
とくに、宮本信子さんが味のあるキャラクターを好演されており、「強い女性」像を絶妙に表現なさっています。現在の岡田惠和さん作品における宮本信子さんのポジションは今作で確立されたともいえると思います。
ちなみに、有村架純さんが今作に出演したことが朝ドラ『ひよっこ』のヒロインに指名されたきっかけとなったとか。
改めて見返してみると、鈴木亮平さんが出演されていて驚きました。
高校生の頃好きな作品で
心が荒れた時に
誰かに声をかけたくなる作品。
人生捨てたものじゃない!って思わせてくれます
五十八歳にもなるおっちゃんですが、久しぶりにこの映画を観て、やっぱり感動したし、これからもまた何度も観ると確信できる映画です。
特に、生きて行く上で問題を抱えている時ほど、勇気をもらえる感じがして、劇中の台詞ではないですが、人生捨てたものじゃない!って思えるし、自分の感覚はおかしいのではないだろうか?という、皆と違う生き方をしている自分にも自分からエールを送りたくさせてくれます。
確かにこの映画のよさが分からないという方もいると思いますが、マイノリティである方向性はそれぞれ違うので、分からなくてもいいと思います。ですが、この映画の主人公達のような方々は確実に居て、そんな人には刺さると思います。
また中には、こんなことはありえない、と評する方も居ますが、とんでもないです。あります。とはいえ、土地柄があります。東京ではありえないでしょう。神戸だからこそなんです。色々な想いを押し殺してしまいがちな東京にはない、神戸だからこその何か波長のようなものがあります。
もし、孤独感を感じ、それを「何とかしたい」と感じているのだったら、「何とかしなくてもいいのだ」、ということにも気付かせてくれるはずですのでそんな方には特にオススメです。
パッとみた印象は無害の伊坂幸太郎のようなかんじかな。 だいたい話の...
行って帰って幸せに
好きなんだけど不満も多い
原作がとても好きで、DVDも買ってヘビーローテーションで何度も見ている。
中谷美紀の「あんた、結婚準備中に浮気したあげく、生でやったの?」、戸田恵梨香の「それ、はよいいや~」「信じられへん。おばさんてサイテー」など、原作の名ゼリフを喋ってくれるだけで大喜び(笑)
またキャスティングも、メインキャラに関してはおよそ外してない。
だが、好きなだけに比較的大きな不満も。
まずキャスティングだが、寝取られ女に安めぐみはあんまりだと思うぞ。
あれは花嫁(安めぐみ)より翔子(中谷美紀)の方が圧倒的に美人だからこそ、翔子が純白のドレスを着て入ることがただの嫌がらせではなく「呪い」になるのだが、安めぐみは若くて綺麗すぎる。これではイカレた女の単なる嫌がらせにしか見えない。
えっちゃんのアホ彼氏とのラブホも、原作の方が良かった。原作屈指の良いシーンを、どうしてあんな平凡な形に変えてしまうのか分からん。
そして何と言っても最大の不満は、政志とユキがいなくなったこと。この2人のやりとりも好きなんだが、何と言っても最後の時江と無法オバサン(大阪ならともかく、宝塚にこんなのはいない)のケンカが、ユキがいないと締まらない。
康江とショウコという、原作ではメインキャラではなかった2人を、むりやりメインキャラに入れたため、その煽りを食らって政志とユキが落ちてしまったのではないか?
どうも原作からの取捨選択→再構築の再構築をいい加減にシナリオを書いた、という印象は拭えないなー。
有村架純は超絶的に可愛い。
だからこそ、悦子が友達とアホ彼氏をこき下ろすシーンは、もう少し尺が欲しかった。
「アホやから気づかへんねんなぁ、これが」を聞きたかった(笑)
それぞれのエピソードの重なり具合がちょうどよく、人間味溢れほっこり...
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