「ある意味古き懐かしき・・・・・・」阪急電車 片道15分の奇跡 ミズスマシさんの映画レビュー(感想・評価)
ある意味古き懐かしき・・・・・・
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現実と映画のギャップが大きくて
芝居がうるさい、音楽、映像
共感出来ない部分が大きいと、酷評になる。
どれだけ上手に騙す事が出来るか、と言うのも作品の決め手になるとは思うが、この作品は人を選ぶようだ。
毎日の不満に納得出来ず、重なる事がある人にとっては胸のすく作品だろうし、宮本信子が好きな人からは相変わらずご健在で、と言った印象か。
細部までのリアリティには欠けていても、どーんと観客の心をつかんでしまったら勝ちなのだろう。恐らく。
自分としては重なる部分が幾つもあった為、たとえ筋が見え見えでもスーッとする所が多かった。
女子高生の発言にイラついたりもしたが、現実には恋愛のやり取りで嘘(下心)や駆け引きがあるのは当たり前になっているから、ホテルまで来て彼女を抱かない男を批判する気持ちも分かるが、単純に〇カップルと呼ばれる人間ならありえそうな気もした。典型的なキャラクターを見てしまった事に腹が立ったのかも知れないが。
事実が余りにも非現実的なら、受け取り手の持つ常識の範囲の解答しか認められないので嘘だと思われるのではないかと。
女性が主役の定番の勧善懲悪の映画と思えば楽しめるのでは。しかしこのキャストに印籠突き付けられたら腹が立つ方も多いようで。
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