劇場公開日 2011年4月1日

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「続編希望!!」婚前特急 septakaさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0続編希望!!

2011年9月28日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

興奮

幸せ

メッチャ、笑っちゃった!
上映終了後、パンフ熟読へ直行しちゃったよ!!

ここまで楽しめた最大の要因は、
作品の良さはもちろんのことですが、
一緒に見たお客さんの凄まじいまでのノリのよさ。

普段は、周囲の人が笑わないがために、
笑いを、必死の思いでこらえることが多いわたくし。

そんなわたくし、日頃の習性で
笑いをこらえようと意識する前に、
周りのお客さんが、どっかんどっかん大笑い。

うわっ!
こんな感覚、久々!!

こちらにも感動をしてしまい、
周囲のお客様に負けじと大笑いしてしまいました。

終始、笑いっぱなしではあったのですが、
一番笑ったのは、終盤に訪れる喧嘩のシーン。

映画館全体が爆笑の渦に包みこまれたのですが、
足を踏み鳴らして、体を揺らして、両手を叩いて、
全身を使って、大笑い。エンドロールが流れ始めた時、
笑いすぎて、おなかが痛くなってしまいました(苦笑)

◇   ◇

キャスティングで決まったと思います。

吉高由里子さんは、
『白い春』などで、
小悪魔系のお芝居が
お上手なのは知っていましたので、織り込み済み。

一番のヒットは、
浜野謙太さんでしょう!

てっきり、あまりにも、
間の取り方とか、すっとぼけた演技が
上手かったので、お笑いの人かと思っていたのですが、
なんと、なんと、ミュージシャンだったのですね(驚)

吉高由里子さんと、
浜野謙太さんのやりとりが
今作のメインになってくるのですが、
お互いに、いやらしいといいますか、
アホなところがあるのですが、ちっとも
憎めない。むしろ、応援をしたくなってしまう。

中盤以降なんて、
お二人が映った表情だけで、
セリフを一言も発していないのに、
クスクス笑いが起きていましたからね。

セリフない佇まい
空白の間
呼吸

この演技と演出が抜群でした!!

もう一人、楽しみにしていた、石橋杏奈さん。

こんなにかわいい石橋さん、初めて見ました。
お嬢様系の演技も、吉高さんと丁度よい対角になっていました。

『きみの友だち』(08)
このときは、石橋さんが攻めで
吉高さんが、受けだったのですが、
今作は、吉高さんが攻めて、石橋さんが受け。

その作品の印象が強いせいもあるからでしょうが、
このお二人、本当に仲が悪いように見えてしまう(苦笑)

だって、『きみの友だち』の舞台挨拶に
たまたま遭遇したとき、石橋さんと吉高さん、
目も合わせないし、そればかりか「現場でも、
そんなに話はしませんでした」とサラッと言ってしまう。

だから、石橋さんと吉高さんが、
浜野さんを挟んで、視線をぶつけ合うシーン。
とてもじゃないけど、当人同士だけではなく、
周囲も演技に見えない。一触即発ムードでまくり!

映画であることを忘れて、大真面目に冷や冷やしてしまいました。

★彡     ★彡

映画館で、こんなに笑ったの、初めてかも!!

そんな感想を興奮気味に話す女性客が数名いました。
わたしも、映画館全体が、一塊になってここまでの、
笑いに包まれた場面に遭遇したのは、久々でございました。

コメディなんですけど、
ストーリーにはリアリティがあります。

吉高さんをイライラさせるために、
前田監督、わざと吉高さんとは口をきかなかった、
なんていう、細かな演出も、見事にはまっています
(『カケラ』の満島ひかりさんも、同様の演出受けた経験あり)。

脇役のかたがたも、
みなさま、全員が、はまり役です。

邦画のオリジナル作品では、
現時点で今年一番の作品!!

文句なしの、5点満点でございます!!!!!
これは、一緒に見た、お客様にも贈らせていただきます!!!!!

septaka