「男って」あぜ道のダンディ ヒカルさんの映画レビュー(感想・評価)
男って
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何処にでもいるくたびれたおじさんのお話です
妻に先立たれ、子供達と会話はなく、冴えない毎日を送る中で、体調不良を感じる所からストーリーが動き始めます
と言っても、非常に淡々と物語は進みます
人によっては退屈に感じるでしょう
わたしも序盤は退屈でした
ですが、主人公が大病と勘違い(ネタバレですがきっと観ている方は皆気付きますよね、一応ネタバレクリックします)し、子供達の将来を本気で心配しだします
酒場で唯一の親友と何度となく酒を交わし、泣くわ、怒鳴るわ、とてもオトナとは思えない振る舞いをしますが、男としての美学を胸に生きています
病気(の疑い)と子供達の独立を機に、少しずつ子供達と本音で接するようになっていく過程がじわじわと胸に入り込んできます
主人公が知らない所で息子と遊園地に行った親友に本気で嫉妬する場面は痛いほどキモチが分かりました
時々ホロリ…そんな映画です
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