劇場公開日 2010年10月30日

「魂レベルでは全人類はわかりあえるが肉体レベルではわかりあえないと感じた」機動戦士ガンダムUC episode2「赤い彗星」 eigazukiさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5魂レベルでは全人類はわかりあえるが肉体レベルではわかりあえないと感じた

2025年8月28日
PCから投稿
鑑賞方法:TV地上波

興奮

知的

BSで無料放送だったので視聴。面白かった。戦争映画は地上と天国との距離が近い。敵も味方も死を意識しているので霊魂状態に近くなり乗っているモビルスーツ(ガンダム作品に登場する人型ロボット兵器)が魂の器として存在感を発揮する。モビルスーツとそれを操縦するパイロットは肉体と魂の関係にある。モビルスーツどうしの宇宙空間での戦闘は広大な宇宙で人間の存在とはいったいどうゆうものかと問いかけているように感じられる。人間は肉体(モビルスーツ)に魂(パイロット)が宿った存在であり、たとえ肉体が戦争を起こすとしてもその魂は対話をすることができる。魂のレベルでは全人類はわかりあえるが肉体のレベルではわかりあえないと私はこの作品を見て感じた。(その理由)人間という存在は肉体と魂に分離しており肉体と魂の存在の矛盾が戦争を起こす。肉体はこの世に存在したがるが魂はその必要はない。魂は仲良くしたがるが、肉体はそれを許さない。この矛盾が人類が戦争する根本原因だから人類は戦い続ける。一度天国に行かないと人類は争いをやめない。

個人的にはこの作品はシャアとハマーンが二人とも登場する完全版「機動戦士ガンダムZZ」のような作品だと感じた。テレビアニメ「機動戦士ガンダムZZ」はシャアが登場せず中途半端な終わり方だった。ハマーンも主人公ジュドーの味方になってくれそうだったのにならなかったのは残念だった。もしも「機動戦士ガンダムZZ」でシャアが登場していれば一番の名作ガンダム作品になっていたはずだと思う。そういう意味ではこの「機動戦士ガンダムUC」は私の好きなガンダムシリーズかもしれない。

映画の内容: 宇宙戦争に巻き込まれた主人公の少年バナージ・リンクスが様々な背景を持つ軍人たちと出会い精神的に成長していく。行方不明になったはずの伝説の英雄に顔や能力がそっくりの謎の首領フル・フロンタルや上官の命令に絶対服従する冷酷な軍人だがときおり主人公に優しさを見せるマリーダ・クルスなどとの出会いで少年バナージは絶対的正義も悪も存在しない混とんとした世界を学習していく。

視聴:液晶テレビ(無料BS地上波) 初視聴日:2025年8月24日

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eigazuki