ゲキ×シネ「蛮幽鬼」のレビュー・感想・評価
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新橋演舞場の思い出
前の週に「SHIRO」を観たけど、「蛮幽鬼」の上川隆也の方が好みだった。目ヂカラが半端ない。立ち回りもキレキレだった。たまに笑えるセリフまわしもあって、いい男が凄みだけじゃなく、笑いまで取れるなんて最強だわ。
別班、堺雅人の能力の高さもさすがであった。腹から声が出ていたし、表現も多彩で、動きも俊敏。若い早乙女太一と、笑顔で殺陣をやり合うなど、演出とはいえすごい。最近はテレビ出演がメインになっているけど、やはり舞台出身の役者なんだと実感。
早乙女太一はこの時18歳、新感線初出演。顔に幼さも残ってて、女形がまだイケるということで、舞踊も殺陣もこなして大貢献。とにかく素晴らしい! かわいい! 好き!
稲森いずみが舞台に出るとは意外だったが、清楚な見た目からは想像できない熱演だった。右近健一とのからみでは、ちょっと笑っちゃってたのが微笑ましい。
橋本じゅんのコーナーは、よくぞ収録してくれた。感謝。コール&レスポンス楽しい。新橋演舞場の思い出が日々積み重なる上演期間だったことでしょう。じゅんちゃん、芝居とはまっこと面白いねー!
復讐劇なので、話はおどろおどろしいが、土門の生き方は悲しかった。激しい情念は、生きる原動力にもなるが、燃やし尽くされた時には、身が滅んでしまう。そして、その情念をまったく持てないサジもまた悲しかった。
DVDでゲキ×シネ初視聴、最&高
とにかくその一言に尽きました。
みんな印象深いキャラクターで、
それぞれの彼らの運命に驚き、笑い、涙しました。
とくに土門とサジは、肉体は離れていても、
精神はずっと"あの場所"に囚われた虜だった、
それほどまでに過酷な場所だったんだと
容易に想像できるシーンは胸に来ましたね…。
なんという場所を作ったんだろうと。
本当に怖いのは、
1000人の命を手にかけたサジじゃなくて、
ああいう所をつくった人にありそうです。
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上川さんも堺さんも大大大好きで
円盤を買ったのですが、
思わず目を奪われたのが早乙女太一さん。
女形の踊りも美しいのですが、
何よりも初めて口を開き、男の格好で
槍を振るうシーンに見事ひと突きされました笑
蝶のように舞い、蜂のように刺すとはこのことか
と感動いたしました。
ターンするたびに
ひらりはらりと舞う髪の毛、和服風の裾が美しくて
お見事。
全体を通しての感想は、
舞台を観劇したかった。
心からそう思える作品でした🥹
お正月の鑑賞にぴったり!!
ストーリーとキャストさんの発声、滑舌の良さを楽しむ事ができ、ボリュームもあってお正月に観るのにピッタリでした。「人が何かを為そうとする時、それを邪魔するのも人」等、たまに好みのフレーズがあったのでメモしておけば良かったです。上映時より政治腐敗が進んだ現在の方が、観る価値が大きく増していると思います。
すごいもん観た、、
映画館で拍手がおこったの初めて体験しました。
そのくらいすごかった!!
上川達也さんも堺雅人さんも稲森いずみさんも、鬼気迫る演技で、素晴らしいの一言。
堺雅人さん、笑顔で人を殺す役が適役すぎたんで、キングダム2があるなら、是非輪虎をやって欲しい。
スタッフ&キャストに感謝感謝。
脚本さることながら照明からカメラすべてに隙なし。
俳優さんたち本当に素晴らしい。
うなり笑い泣き喜怒哀楽を全開で楽しませてもらった。
観終わった後に思考出来るのも抜群感。稲盛いずみさん良かったです。ありがとうございまーす😊
あのモンテクリスト伯が原作だったとは!
裏切りの連続…。
許婚にも兄にも親にも、みんなに裏切られ続けた娘。
なんだかとっても切ない。
こんな時代に生まれなくてよかった。
上川隆也さんと堺雅人さんの素晴らしい演技に引き込まれました。
早乙女太一さんもかっこよかった!
舞台を映像で見るのも乙なものですね(笑)
ゲキシネ、最高!
ゲキシネ、ようやく観ました。
これは凄い!
今年のダントツナンバーワンです。
問題はゲキシネを映画の範疇に扱って良いかという点です。
見応えのある舞台劇
出演者がスクリーンで大写し
その上映像的工夫も目を楽しませてくれる。
演劇と映画のいいとこ取りです。
主人公土門役は上川隆也、彼 カッコいぃのです。
汗をポタポタ流しながらの大熱演です。
こんな姿をみせられたらヒロインはメロメロでしょう。
今回のお相手は稲森いずみ、
彼女との熱愛報道を聞きませんが、どうだったのでしょうか、
ラブシーンは一回だけ、それもさらっとだったのが
逆に気になります。
それと、
この作品に奥行きを与えたのは堺雅人演じるサジです。
このアナーキストが平和を考えるテーマを提示してくれます。
近くにゲキシネの上映劇場がある方は
プレミアム映画を観る感覚で、観る事をお勧めします!
カルチャーショック
チケットが高くて取れない、役者さんが遠くてオペラグラスじゃないと観れない。
そんなイメージを持っていた為
今までお芝居を観る機会がなく、興味もあまりありませんでした。
ゲキ×シネはその全ての問題をクリアしていると思った。
スクリーン越しなのに、役者さんの汗と迫力が最前列で観劇している気分になれます。
ラストシーンは鳥肌が立ち、震えが止まらなかった。
3時間を長いと思わせない、むしろもっともっと観たいと思う
映画でも感じたことのない気持ちを一言で表現するなら「カルチャーショック」
お芝居に興味がない人にこそ「ゲキ×シネ」を体験してほしいです
初めてのゲキ×シネ
今まで、劇団☆新感線のお芝居を見たことがなく、ゲキ×シネもみたことがなかった。
なので、正直ストーリーをちょっとみただけだと、岩窟王だし、まったく期待していなかった。
始まると、少し違和感があり、ノリについていけずに、ちょっと引いてみていた。
が、TVの舞台中継でよく遠目にみている感じがなく、カメラワークがよくて舞台とは
思えないほどアップが多く、とても迫力があった。
それに、殺陣の派手さ、稲森いずみと堺雅人の演技のうまさに退屈せずに観ることができた。
ストーリーは3時間と長丁場で合間に休憩!が入ったが、前半は正直ふつう、後半のストーリーが意外性があってよかった。お芝居を見慣れていない人はちょっととっつきにくいかもしれないけれど、たまにはいいと思う。
スピード感と迫力あふれて、長いと感じさせない面白さ。
ゲキ×シネ「蛮幽鬼」182分は、スピード感と迫力あふれて、長いと感じさせない面白さ。
様々なアングルからのカメラワークで舞台で見るのと同じくらい臨場感ありました。
直球勝負の伊達土門(上川隆也)の目ヂカラと滴る汗、アナーキストの殺し屋サジ(堺雅人)の表情の微妙な変化、大君になった美古都(稲森いずみ)の目のくまがわかるのはゲキ×シネだから。お芝居の魅力を十二分に伝えてくれます。お芝居を観た人、観れなかった人にはもう一度感動を。全く興味のなかった子供や大人もお芝居に目覚めるきっかけになる映像です。[クロシオ]
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