「ハリウッドの“あるある”ネタを垣間見られる?」トラブル・イン・ハリウッド めぐ吉さんの映画レビュー(感想・評価)
ハリウッドの“あるある”ネタを垣間見られる?
ベテラン映画プロデューサーのベン(ロバート・デ・ニーロ)。
ショーン・ペン(本人が本人役で出演!)が主演する作品を
カンヌに持っていかなくてはいけないのに、
監督は芸術至上な(=観客受けしない)ラストを譲ろうとしない。
なんとかなだめすかして、再編集を懇願する。
さらにそれと平行して進めている作品では、
クランクイン間近だというのに
主演のブルース・ウィリス(こちらも本人が出演!)が
ヒゲ面&激太りで現場へ登場。
パニックに陥りつつ、ベンは問題に対処していくが…
実在のハリウッド・プロデューサーの原作を基にしているという本作。
業界の人にとっては、ブラックな「あるある」ネタが満載なのでしょう。
作り手・出演者から、そんな“内輪の楽しみ”な
雰囲気が(良い意味で)伝わってきました。
とはいえ、これだけのスタッフ・キャストをそろえた本作、
もちろんそれは、ただの内輪受けには終わっていません。
ですが、そんな作風ゆえに、
「ピリリとシニカルな笑いが聞いた佳作」に
終わってしまっているのも事実。
まあたぶん、もとからそれを狙って作っている作品なので、
よいのでしょう。
“本人役”を演じたショーン・ペンとブルース・ウィリスは、
特に楽しそうでした☆
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