「鈴木亮平➕老優➕JAZZ➕ハンセン病」ふたたび swing me again 琥珀糖さんの映画レビュー(感想・評価)
鈴木亮平➕老優➕JAZZ➕ハンセン病
2010年:塩屋俊
鈴木亮平(26歳)若々しい伸びやかな容姿でした。
50年近く島の療養所に隔離されていたハンセン患者だった祖父。
祖父(財津一郎)は元トランペッター。
国とハンセン病患者の和解が成立したのが2001年頃。
お祖父ちゃんは島から息子の家族の元へ帰って来る。
孫の大翔(ひろと=鈴木亮平)は戸惑いつつも祖父を歓迎する。
ある朝祖父は勝手に旅に出る。
彼には行きたい場所が幾つもあった。
ヒロトは車で祖父とその場所を訪ね歩くことになります。
ロードムービーです。
祖父の妻・百合子の墓(京都・・・因みに出発点は神戸)
そして祖父が昔の演奏仲間を和歌山→奈良、とたどり、
そして神戸に戻ります。
そして仲間が再会して開く、思い出のライブハウス「SONE」での
復活コンサートをするまでを描いています。
演奏仲間、
藤村俊二=サックス
佐川満男=ドラム
犬塚弘=ベース
お祖父ちゃんの健三郎(財津一郎)はトランペット。
そしてなんとSONEのオーナーは
ジャズサックス奏者のナベサダこと渡辺貞夫。
渡辺貞夫も飛び入りしてのミニコンサートです。
とても気持ちいい素敵な映画でした。
鈴木亮平が観たくて・・だったのですが、
彼は自然な感じの大学生役。
ナチュラルで透明感がありました。
この映画、ぜんぜん評価が低いのはなぜなのでしょう!!
JAZZの演奏曲のチョイスがイマイチかな。
折角のライブシーンが15分位もあるので、もう少しポピュラーな
聴きごたえのある名曲を聴きたかったですね。
因みに鈴木亮平は監督の塩屋俊を師匠と仰ぎ、
お葬式で弔辞を述べたそうです。
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