「最初からずっと泣いてました」トマトのしずく まえじーさんの映画レビュー(感想・評価)
最初からずっと泣いてました
疎遠になった理由は「え?それだけ?」と正直思ったけど、そう思う人は恵まれていると思った。
些細なことで家族と疎遠になる人は自分が思っている以上に沢山いる。
どの人にも当てはまるように敢えて細かいところは描いていないのかなとも考えられる。
映画の前半はあまりセリフが最小限。
最初のおんぶのシーン。
そこから私の涙腺は緩み、ほぼずっと泣いていた。
途中とあるシーンは笑いがありつつも、徐々に胸が締め付けられる。
そして泣く。
小西真奈美演じる「さくら」がちょっとぶりっ子に感じるシーンもあるけれど、あれは好きな人だけに見せている姿と思うと愛おしくなる。
石橋蓮司演じる「夏目漱石」さんはもうそこに座っているだけで哀愁。
自分の親が将来こうやって生きていくのかなと思うとそれだけで涙。
不器用な人の為に背中を押す映画でもあった。
シンプルにずっと泣いていました。
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