ガールフレンド・エクスペリエンスのレビュー・感想・評価
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☆☆☆★★ ※ 鑑賞直後のメモから 近年のソダーバーグの中では面白...
☆☆☆★★
※ 鑑賞直後のメモから
近年のソダーバーグの中では面白い部類だと思う。
高級娼婦とその彼氏。2人のナレーションから、 それぞれの上昇願望や、お互いに対する不満点等が炙り出される。
僅か77分ながら、全編ジグソーパズルのオンパレード。
とにかく、最初の会話が最後に関係していたり。その反対も有り…と、観ていて頭がこんがらがるのは間違いなし。
1度観ただけで全てを理科仕切れる人はおそらくいないんじゃなかろうか?
それぞれ、ソダーバーグお定まりの独り善がりな策にはなっていなかった。
あ?そうそう!この作品中で、ひょっとしてソダーバーグが1番訴えたかったのは。撮影当時の大統領選挙で、オバマ不支持を表明したかったからか?
2010年7月4日 シネマライズ up theater
この監督
ナオミ・ワッツを使った時もこんな感じの映画だった
全体的に生活感(ストーリーの展開がごくごく現実的・・主人公が30人の敵に囲まれても生き残るとか・・非現実的な演出がないという意味)
で映画を見ているんだと言って大手を振って見れる
AVという感じ
主演の女優の演技は
なんとも一本調子で
特には
歩き方がいつも同じでその歩き方が
自分に自信のない人間の歩き方で
役作りがまったくできていない
ただのAV女優のまま
人は精神状態が歩き方にでる
その時々の心の状態で歩き方を変えるくらいはしてほしい
アホ丸出しの歩きかたで残念な人だ
最近、日本でもAV女優のニュースが出ている
倒錯した心で大都会とネットに飲み込まれて
心を壊して、体を慰めてさまよう人々が
この映画を見て自己肯定するのかもしれない
どんな生き方をするにせよ
悔いのない人生を生きてほしい
この女優をはじめとして
世界で活躍するAVさんたちに
えΣ(゚д゚lll)
凡人には意味不明。(←私のことです。)
ただ、アメリカポルノ女優 No.1が結構アッサリした可愛い子で
意外でした。
この映画のファンの方々には、こんな事しか書けないのが、申し訳ないですが…
もっと勉強しときます。
刺激的というより、むしろガーリー
マンハッタンで高級コールガールとして働くチェルシー(サーシャ・グレイ)。
1時間2000ドルでお客が彼女に求めるものは、
体そのものではなく、むしろ彼女と過ごす時間。
そんな“恋人とすごすような体験”を提供するプロであるはずの彼女の前に、
ある日、彼女自身も“恋人と過ごしている”と思ってしまうような客があらわれる。
“お客とは週末の旅行に行かない”という一線をやぶってまで
彼が待っているはずの避暑地に向かったが…
全米No.1ポルノ女優サーシャ・グレイ主演、とゆうことで
アダルトな方向からも注目を集めている作品ですが、
意外(?)にも、生々しいとか扇情的な印象はありません。
むしろチェルシーが、コールガールという職業でありながら、
時に無防備で、イノセントな、“一人の女の子”として描かれています。
これを観て、思い浮かべたものが二つ。
まず一つは、トレイシー・クワン著「マンハッタン・コールガールの日記」。
これはコールガールが主人公ながら
「ブリジット・ジョーンズの日記」や「SATC」と同列で語られるチックリット。
カンペキにガーリーな小説です。
今回の映画は、語り口がこちらの小説ほどポップではないけれど、
「コールガールらしくない、“女子”なコールガール」という点で似ているなあ、、、と。
そしてもう一つは、映画版の「ティファニーで朝食を」。
オードリーの可憐さゆえについ忘れがちですが、
この主人公ホリーの職業はコールガールのようなものだったはず。
「ガールフレンド・エクスペリエンス」の中でチェルシーが、
大きなサングラスをかけミニマムなドレスを着ているシーンがあったのですが、
オードリーを彷彿とさせました。
はたして、「ティファニー~」を意識した映画の衣装として選んだものなのか、
それとも、チェルシー自身が、ホリーをわざと真似て着ているという設定なのか、、、
そのチェルシーを演じるサーシャ・グレイ。
全米№1ポルノ女優とゆうことで、
もっと“肉食ってます!”みたいなカラダを想像していたのですが、
ぜんぜん違ってびっくりです。
形はきれいだけれど胸はごくごく普通(お尻はめちゃくちゃ色っぽい!!)。
顔立ちも、ちょっと影や憂いのある感じ。
こうゆうタイプだからこそ、ソダーバーグが起用したのでしょうけれど、
アメリカのポルノ女優のイメージがずいぶんと変わりました。
右から左へ
<向こうの人の好みってわっかんないなぁ〜>
ってのが正直な感想。
この、アンナ・パキンをものすっご仏頂面にしたようなというか、
「柴漬け食べたい」でブレイクした頃の山口美江みたいなというか、
とにかくこの下ぶくれのオネーチャンが全米No.1ポルノスターって。
眉頭クッキリ描きすぎっしょ。(←そこフューチャー?)
私の映画の採点基準は、
文字通りの”感情が動いた”という意味での感動があったかどうかで、
”癒し”であったり”共感”であったり時には”驚き”であったり、
そのカタチは多種多様であるが、、、
それがこれには何も無かった。
右から左へ、何も足跡を残さずスゥ〜って通り過ぎた感じ。
観終わって出てきた言葉は、
「はぁ、さよでっか、、、で?」。
映像はスタイリッシュだが
日本で言えば、娼婦物、あるいは花柳界物ということになるのであろう。
NYを舞台にしているだけあり、映像的にいい感じだし、個人的にはこういった映像の色合いは好きである。NYの金持ち連中の会話もかなりリアリティーがある。恐らくストーリーの中に出てくる、金持ち達の会話のシーンは、実際にどこかに取材した(あるいは監督、脚本家の日常)実話に近いものであると思われる。
どことなく、アメリカ文明の浅薄さを皮肉っているようでもあり、かつて世界が憧れた、アメリカ文明の成れの果ての姿を、少し引いた立場から描いているようにも思われるが、そう言った表現部分に限って評価するならば、ソダーバーグ監督は、パラノイア的なマイケルムーアよりは、よほど風刺の才能があるような気もする。
しかし、主人公の娼婦を描くという面から言えば、人物描写が弱く、ちょっと安易な感じに終始しているように感じられた。こう言った、娼婦物、花柳界的な世界に生きる女性の描写という意味では、日本の数々の小説や映画のほうが、はるかに奥深く豊かな表現に満ちていて、味わい深いものが多い。結果、映画全体の評価という意味では、文化の違いによるものなのであろうとは思いながらも物足りなさを感じた。
しかし、この全体的なある種の空虚感とか浅薄感といった雰囲気そのものによって、NY社会を風刺しようとしていると言えなくもなく、もしかするとそこを狙っているのかもしれないが。
最後になるが、終わり方にあれこれ悩んだであろうことが伝わってくるような、多少消化不良気味のラストもちょっと気になった。
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