グッドモーニング・プレジデントのレビュー・感想・評価
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うーん
この映画は三人の大統領の話を描いたもので、一つ目の大統領の話は宝くじをめぐる話でコミカルで愉快でだったが、これで終わり?というような印象で、終わりが見えなかった。
だが二つ目の大統領の場面で同じようなシーンが出てきたとき、ここが鍵の場面かと理解した。
初めから三人の大統領の話だと聞いておかなければわかりにくいかと思う。
ただ、二つ目の大統領の物語は時折、不愉快だった。
韓国で作られた映画故に、仕方ないかとは思うが…、
日本の大使が出てくる場面がある。
その大使はつたない韓国語を無理に話し、二つ目の大統領にとても見下げられていた。
「見下げないでください」と二つ目の大統領が言っていたが、見下げているのはどっちだといいたいくらい、終始出てくる日本の話ではとても対抗的で、本当に不愉快極まりなかった。
韓国では、日本との外交の話題はこう扱われるのか、こう思われているのかと、思わざるをえない。そんな印象だった。
以上のこと以外では、コミカルだったし、笑える場面も多かった。
だが韓国に対する日本の扱いがこんなものなのかと思うととても不愉快になってしまった。
この映画でのことが実際に韓国での印象ならと思うとショックだ。
ただの映画内のことだろう、と言われればそれまでなのだろうが…。
韓国の映画なので日本人に見られることを考えていないとは思うが…。
それを抜いても不愉快だ。
日本の映画で、韓国やほかの国をこんな扱いをする映画は見たことはない。
日本の扱い方を気にしない人は見ても終始笑えるだろうと思う。
「大統領も一人の人間である」という寛容な視線
韓国の大統領官邸である青瓦台(せいがだい)の専属シェフの視点から、男女3人の大統領たちとその周辺をコメディタッチで描いた群像劇。作り手はノ・ムヒョン前大統領の自殺を気にしているのか、次々と起こる事件を描きながらも明るい雰囲気を押し出し、深刻な方向へ持っていかない。本編ラストのシェフの台詞にあるように「大統領も一人の人間である」という寛容な視線が全編を貫いており、見ているこちらも優しい気持ちにさせられる。
だが、映画としては緩さも目立つ。大体、3人の大統領を描く必要があったのか? 一人の大統領を深く掘り下げて描いたほうがより響くように感じたが、どうだろう。
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