劇場公開日 2010年12月18日

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「キックアスのひた向きさとヒットガールの境遇」キック・アス h@yatoさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5キックアスのひた向きさとヒットガールの境遇

2011年4月17日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

楽しい

興奮

キックアス(主人公)のヒーローへの憧れがひた向きに
感じられて最後にその想いが少しだけ報われるような
映画です。

また、傷害や死の表現が軽いように感じると思いますが
映画の尺に収まりを求めれば許せます(ファイナル・
ディスティネーション系を切り取ったイメージ)。

私の考察では、冒頭で主人公の母親が死んで父親と二人暮らし
になるという軽い表現が一瞬入りますが、このカットのおかげ
で劇中の表現が上手く中和されたと思います。

総評すると、アメコミらしい映画の比喩表現と計算された
アクションが“キックアス”の見どころですかね。

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映画冒頭の主人公の境遇を説明するカットが流されますが
ラストへ向けた動悸付けに繋がる大切な伏線になります。

①キックアスとヒットガールの成育環境(条件)。
②主人公(キックアス)の“撃ち殺されたわけでもない…”
 ヒットガールの決意。

ネタバレになるので曖昧に書いてますが一言で表すと
“仇(かたき)”です。

h@yato