劇場公開日 2010年12月18日

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「B級映画史上ってぐらいのクオリティ」キック・アス grassryuさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5B級映画史上ってぐらいのクオリティ

2011年3月11日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

興奮

知的

年末を悔しい思いで見落とし落胆し切っていたところでの再演、息せき切っていそいそ出かけました。

レディースデーとはいえかなり遅い時間帯でのほぼ満席。
立ち見も出たというのもうなずけました。

9割方は女性陣(単品は少なくてグループが多かったのが特徴でしたが)、僕ら男衆は隅の方でこそっと…、ど真ん中で腹抱えて笑っていました。
周りの女性陣はみな迷惑そうでした。

昔っからのニコラスフリークなんで、この世界に帰ってきてくれて本当にありがとう!って叫んでました、ハードビートなサウンドが流れるちゃちなエンドロール最中にビート取りながら。
降幕で口笛吹いて拍手喝采してました。
両隣の女性陣は、ウザいオヤジって遠撒きにしてくださいました。

ネタ・配役・予算・セット・CG、etc…どこをどうとってもB級です。
自信を持ってそういいます。

淡々とした前説、息を入れる暇なくドラマが展開される中盤、そして今度こそ息を入れたら見落としてしまうぐらいのハードでスピーディなアクションが連発される終盤、しまりのないぐらい空虚でほのかに明るいラスト。
このまま予算10倍にしたら超大作なんでしょうが…。

この規模だから、このちゃっちー造りだからこそ、最高に楽しめるのです。
まさにB級史上最高傑作の一つ、といっても過言ではないと思います。

このセコさ、ダサさ、超安作り、でのこのクオリティ、観なきゃ損損。
「ヒット・ガール」クロエ・モレッツとってもかわいらしくも、最高のアクションとお茶目なセリフがムチャ決まってました。この子、とてもとてもいいですよ!!!

grassryu