「残酷な娯楽性。」キック・アス ハチコさんの映画レビュー(感想・評価)
残酷な娯楽性。
この題名通り(爆)
全体的にイカれた仕上がりで?想像通りの作品。
こういう作品がヒットする限り、アメリカは病んでますね。
黒いジョークに過度なグロさを盛り込みつつ、
まだ幼い少女にバンバン殺戮を繰り返させるという(汗)
いや~^^;一筋縄ではとても笑えない、切ない作品。
しかも殺戮シーンにはとても楽しい音楽がかかるので^^;
これをどう捉えようかと悩んでるオバサン(私)にたいし、
隣の女の子は終始ゲラゲラ笑い。チョ~おもしれぇ~♪
って、彼氏とウケまくっていました。そうですか…(汗)
オタク高校生が突然、正義のヒーローになろう!って、
無理難題を考えもせずにスーツを着込み、街へ出て、
チンピラにボコられ、重傷を負う…っていう冒頭の場面、
すでにここからショッキングな映像満載で、さすがR15+。
妄想におけるエロ度もそこそこで、この年代の男の子の
想うこと総て(ではないと思うけど^^;)が集約されている。
彼の戦いの場面をたまたま通りがかりの市民が動画で
撮って流す…というのも今時で、気が付いたらヒーロー
扱い(弱いけどね)されているという、しかもマフィアから
過去の事件が彼の仕業と目を付けられ、追われる始末。
そこで登場するのが、本来ご本家の裏ヒーロー親子。
ビッグ・ダディとヒット・ガールだって~名前は可愛いv
親父は元警官で、マフィアに恨みを抱いている人物。
壊れた親父に育てられた娘は今では殺人マシーンに。
この…訓練の様子もけっこう凄い。本気で娘にズドン!
と弾を撃ち込むのには、かなりこちらもドキッとなる。
誕生日にバタフライナイフを贈るとか、甘いココアを
飲みながら、日常的にこういう会話をしている親子って
どうなんだろう…^^;(笑えないぞ、決して)
ご紹介が遅れました主人公には、若きJ・レノンを演じた
A・ジョンソンが!?やだー。すっごいバカに見える今回。
キレイな顔してるのになぁ^^;ちなみにもうお父さんだけど。
敵役にはまたコイツだ、M・ストロング。好きだねぇー。
その息子役もよく観る顔なんだけど、ヒーローに程遠い^^;
ちなみにこの子がレッド・ミスト(名前はいい感じの悪党)
顔ぶれと役どころが過去に観たヒーローものとダブるけど、
今作も真相が明らかになるにつれ、けっこう切なくなる。
さすがマーベル!?という感じだけれど、今風に描かれた
残酷な娯楽性には大丈夫なの!?という危機感も感じる。
娘にこんなことを仕込むお父さんは、まずいないと思うが…
(この娘、過去作品でもいい味出してんの^^;イヤなんとも)