「『キル・ビル』系、圧倒されます。」キック・アス Blueさんの映画レビュー(感想・評価)
『キル・ビル』系、圧倒されます。
コミック原作のこの映画、一癖も二癖もあって きっと賛否両論になるかと思いますが“エンターテイメント重視”なら完全に アリです☆☆☆
ただただ面白いだけじゃなく、アクションも ストーリーの流れも個性的。 身近に感じる出来事から アメコミ・ヲタ君が立ち上がった! (なんちゃって)ヒーロー誕生。 事件に巻き込まれ、そこへ現れたのは 敵?ではなく別の(胡散臭い)ヒーロー、またヒーロー。 事件現場も かなり近所(庶民的)。 で、事がどんどん大きくなっちゃって、どーしようもなくなって… どーする?!というお話。
激しいアクションゆえに、血も見ます。 残虐です。 グロいです。 でも、観てしまいます。。。 ちょっと中毒?(笑) 出演者同士の会話が笑えます。 小さな女の子が出てくるのですが、彼女のセリフが(到底 こどもが言わないセリフで)また笑えます。
まずは主人公、デイブ。彼が キック・アァスに衣装替え、じゃない変身します。 貧弱レスラーみたいな風貌で、いろいろやってくれます。 主演のアーロン・ジョンソン、何気にイケメン☆ 若干20歳で子持ちの彼、フィアンセ(もう奥さまかしら?)は43歳だそう。。 ass kickin`
ここにも出てましたねぇ、マフィアがお似合い マーク・ストロング。 今回はハゲに加えて お顔にも傷を作って登場。 コミカルな作品なので、マーク独特の凄みを効かした演技は オマケ程度。 いつもは静々と歩いて「殺(や)れ」と指示するタイプなのが、意外とどうして アクションもこなしてましたよ。
そしてこの子が凄かった!! ミンディ役のクロエ・モレッツちゃん。 セリフも表情(演技)も、大人顔負け。 アクションはスタントを使ってるにしても、素晴らしい動きです。 そう、まさに『キル・ビル』系。 前半は、“子供にこんなことさせるなんて…”と一般常識がちらつきましたが 途中からそんなの小島よしお。ヒット・ガールもっとやれー!行けー!って 手ぇ叩いてました。 『アイ○ンマン2』の○カジョより 数段うえ行ってます。 ちなみに ミンディ変身コスチュームのベルトのHGは “ヒット・ガール”です、お間違えなく。
ミンディの父ちゃん役が ニコラス・ケイジです。 娘の鍛え方がハンパない親父。 やってることがサターン並みなのに、どこか憎めない。 今回は控えめ二コちゃん。 若作りしてないところが 好印象。
とにかく観てもらって、いろんな人の感想を聞いてみたいです。 ツボにハマったアナタは かなりマニアックぅ!(笑)
P.S. ブラッド・ピットが製作に関わってる映画だとは 知りませんでした。 彼、センスあるね!