劇場公開日 2010年12月18日

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「初めは結構リアリティにあふれていて、わかるわかる、ヒーローなんて所詮妄想の世界のものだよね、なんて思わせておきながら」キック・アス うえあおいさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0初めは結構リアリティにあふれていて、わかるわかる、ヒーローなんて所詮妄想の世界のものだよね、なんて思わせておきながら

2016年7月1日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

ごく普通のアメリカに住むアニメオタクが、
スーパーモデルのマネはみんなしているのに、
なんでヒーローの真似は誰もやらないんだろう?
と疑問を感じ、自らヒーローになるお話。
初めは結構リアリティにあふれていて、わかるわかる、ヒーローなんて所詮妄想の世界のものだよね、なんて思わせておきながら後半に一気に非・現実世界に引き込まれるこの構成全体につっこみを入れたい。話のテンポは良く、なにより少女の強さによる爽快感がハンパじゃない!!主人公はあくまでも一般人オタクであることは貫き通され、変にパワーアップ等しなかったところが良かった。
結局のところ、現実世界ではヒーローのマネをする人も、齢一桁にして犬よりもロケランが欲しいという少女も存在しない時点でこの映画はフィクションになるわけなんだけど、この広い世界の中でひとりくらい、本物のヒーローじゃなくていいから、主人公のようなヒーローが現れないかなぁと期待してみることにする。

2011/04/02 @おうち

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うえあおい