「次は後続篇?」SP 革命篇 ハチコさんの映画レビュー(感想・評価)
次は後続篇?
一応今作が後篇で、これでお終い…とはなっているけれど、
まだ続きがありそうな終わらせ方になっているのが不思議。
あくまで謎を残した終わらせ方にしたのか、これからまた
TVやスペシャルで復活させる意図なのか、まだ分からない。
とりあえず、一応の謎は解明した。
そして、井上と尾形の最後の対決シーンには、何ともいえない
(ずっと観てきたファンなら泣いちゃうでしょう)雰囲気が漂う…。
堤真一の巧さはいうまでもないが、今回の岡田君もなかなか。
セットだという国会議事堂のシーンは見た目にも圧巻。
これだけのものを作って、これだけの議員^^;を集めて、また
よく似たような答弁をさせ(爆)まったく今の国会を見ているよう、
革命というよりも、尾形がいうように覚醒に近いものを感じた。
ただ結果的には、悪事を暴き復讐することが最大目的の尾形と
あくまでマルタイを守り抜くことを使命とするSP達の誇りがどこで
どう決着を見せるのかが一番のポイントだったのかな、と思う。
尾形はワザと井上らを配置させ、自分のとる行動を止めさせよう
としたのかもしれない。彼ら二人のやりとりが一番の関心事だが、
今回は香川演じる伊達という男も絡んでる。尾形と伊達の関係は。
細かい部分で謎は残るものの、
後篇ではおそらくこういう展開になるんだろう、と思っていたのが
そのまま描かれた感じで、ビックリするような展開ではなかった。
井上たちがたった4人で知恵を巡らせ、裏切りSPらをぶちかまし、
いよいよ国会に乗り込むシーンではこちらの動悸もピークだったが、
その後の長々と麻田を追いかけ回すシーンでは、なにか違和感も^^;
思うに尾形という男がそれほど単純で、頭の悪い男だとは思えず、
絶対まだ何かウラがあるだろう…?と思わずにはいられないのだ。
尾形が井上に託した手紙と、最後に感じるシンクロのシーンで、
いやいや…コレまだ終わりませんよね?というのがハッキリ分かる。
好きなシリーズだったので、また続篇を復活させてくれても一向に
構わないんだけれど^^;次は一回で終わらせてくれないかなぁー。
(掃除屋を装う殺し屋4人が不気味だったなぁ。あれが一番怖かった)