「見応えある一本」SP 革命篇 tatsughtさんの映画レビュー(感想・評価)
見応えある一本
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多くの謎が残ったままになっており個人的には消化不良だが、自分なりに答えを出してもらうのが製作側の狙いだろうか。
映画を観ているとき疑問に思ったのだが、尾形はなぜ井上たちを国会議事堂に呼び寄せ、自分を止めてほしいと思ったのか。「革命」の邪魔になること請けあいである。それを説明するには説得力が無くてはならないし、それなりの理由が必要であるが、その理由がイマイチ分からない。どうも井上たちをご都合的に登場させているとしか思えない。
尾形は人を殺したくないみたいなことを言っているが、ではどうして井上を銃で殺そうとしたのか。この謎も自分で考えろということか。
まぁそれは置いといて、本作は息もつかせぬスリリングな展開、岡田らのアクション、堤真一のシリアスな演技、見どころたくさんで退屈な部分は無いに等しい。
中でも印象に残ったシーンが、国会を占拠されたにもかかわらず、国会議員が寝ていたりケータイをいじっていたところ。これは今の国会への批判とも見受けられる。この時の尾形の表情も見逃せない。
アクションのカット割りが細かくて何をやっているのか分かりづらいなど惜しい点は色々あるが、それらを吹き飛ばすほどの面白さがこの映画にはある。
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