デート&ナイトのレビュー・感想・評価
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豪華脇役陣の意味なし
「つかみ」はOKだと思う。
倦怠期の中年夫婦が、レストラン予約を横取りしたことから、別人に間違われて追われる、ところは。
でもね。
「SカレルとTフェイという人気コメディアンが主演なら売れるだろう、豪華な脇役を出演させておけば、話題になって売れるだろう」という
制作陣の薄っぺらい考えがミエミエ。
実際、つかみはOKだが、その後が意味の薄いシモネタを連発して、作品のテンポを悪くし、無理やり尺を稼いでいるようにしか見えない。
つかみ以外のストーリー展開があるワケでもない。
(唯一良かったのが、追う連中が警察官だと知ってオロオロするあたり)
もうちょい、ストーリーに捻り、展開があって、夫婦関係の葛藤があったり、他の友人夫婦(クリステン・ウィグやマーク・ラファロをもっと上手く使えれば)を登場させるとか、逆転劇みたいな展開があると楽しかったが、全然なく終了___
もったいない作品だと思う。
ナイト&デイのパクリだと思ったら
疲れた子持ち夫婦が二人で観るのにもってこいの映画!
いわゆる巻き込まれ型のアクション・コメディだが、この映画が好ましいのは、節度があることと描かれる夫婦が夫婦生活を続けるために努力をしていることだ。また、なぜか脇を固める人たちも主役を張れるような人が多い。マーク・ウォルバーグ(ただ、そのまま演じているだけだが、シチュエイションでかなり笑わせてくれる!)、マーク・ラファロ(一瞬わからなかった・・・)、ジェイムズ・フランコなど・・・ スティーブ・カレルは私が観たのは「四十歳の童貞男」「ゲット・スマート」に続いて三作目。オーバー・アクションではなく、ちょっとした仕草やさり気ないセリフで笑わせるタイプ。この映画はゲラゲラ笑い転げるような映画ではないが、時折夫婦についていろいろ考えさせてくれる場面があるところがいい。自分たちを見直すことができるし、幸せについて確認もできる。そんなちょっと得した気分にさせてくれるところがうれしい映画だ。
まぁ、いいか。
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