「竹山がはまっていた」ねこタクシー Cape Godさんの映画レビュー(感想・評価)
竹山がはまっていた
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総合65点 ( ストーリー:65点|キャスト:75点|演出:70点|ビジュアル:70点|音楽:65点 )
お笑い芸人のカンニング竹山が主演して、タクシーに猫という内容の作品だと聞けば、どんな緩い喜劇なのだろうかと思った。猫が喋ったり猫と一緒になってはちゃめちゃな騒動を起こすのかと思っていた。そうしたらお笑い場面は一切なしの、むしろ真面目な作品なので少々面喰った。猫は存在するだけで、基本的に人を描いた作品だった。
その中で竹山がうだつの上がらない生真面目だけど本当は弱くて少しだけ狡い部分を持った主人公を、思いのほか上手く演じていてはまっていた。こういうことも出来るんだと感心した。
ただ物語としては起伏に乏しい上に、演出もやや淡々としていて盛り上がりどころに欠けた。退屈ではなかったが、もうちょっと見せ場や抑揚が欲しい。結末の学校は唐突で、そこにいくまでの場面を何か追加しておくべきだった。
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