「戦場はちょい悪オヤジたちの遊び場ヨ」エクスペンダブルズ カールⅢ世さんの映画レビュー(感想・評価)
戦場はちょい悪オヤジたちの遊び場ヨ
2010年のスタローン監督のシリーズ第一作。アーノルド・シュワルツェネッガーがカルフォルニア州知事時代で民間軍事会社社長役でちょっと出のカメオ出演。大統領を目指しているからとブルース·ウィリス(CIA)から軍事政権下の小さい南米の島のガルザ将軍暗殺の依頼を断る。シルベスター・スタローンたちの傭兵軍団エクスペンダブルズが請け負うことに。
水上飛行艇で潜入した彼らの案内役の女サンドラが紅一点のヒロイン。
倍賞美津子似のブラジル人女優。
ついアントニオ猪木(日系ブラジル移民)を思い出してします。
エクスペンダブルズは最強の消耗品軍団。
しかし、固い絆で結ばれていて豪華俳優陣なので決して消耗品ではありません。
島は元CIAの麻薬組織のボス、ジェームズ・モンローに事実上は支配されていた。中南米といえば麻薬マフィアです。ベタです。サンドラは将軍の実の娘で、麻薬組織のボス(エリック·ロバーツ)は将軍のにエクスペンダブルズに手引きした娘を殺せと命じるが、拒否されるとサンドラは人質として捕われてしまう。スタローンは女の命を守りながら麻薬組織と軍隊に立ち向かう。
非道な悪の組織にとっては消耗品に過ぎない女を助けながらサバイバルする精鋭オジサンの戦闘バイオレンスアクション映画。
要所要所でナイフの使い手のステイサム兄さん(オジサン)がピンチを救う展開。
熱い抱擁のあと、サンドラをひとり島に残し、少し後ろ髪を引かれながらもHU-16アルバトロスでマンハッタンに戻って来るスタローン。
女嫌いなのか、カッコつけてんのか。
ならず者なのに偽善者ぶってないか❗
裏切り者(ドルフ・ラングレン)はなんと生きていた。薬物中毒治療カウンセリング受ければ仲間に戻してあげるなんてなんて寛容(男には甘い)なんでしょう。
劇伴はCCRやシン・リジーなどの70年代のシンプルで軽快なロックなのもオジサン向け。