「ウィル克服法→ 意外な組み合わせ」アザー・ガイズ 俺たち踊るハイパー刑事! Blueさんの映画レビュー(感想・評価)
ウィル克服法→ 意外な組み合わせ
「(そいつじゃなくて)アイツ! そうそう、あそこに座ってる 冴えない感じの・・・」みたいなニュアンスのあるタイトル。
ざっくり言うなら、"月並みな男"が "熱いパートナー"にほだされて 大事件に立ち向かうお話 (ここまで聞いたらまともな映画)・・・ でもおバカ・コメディで 主演はウィル・フェレルです(嗚呼 やっぱりズレてる、笑) 彼の映画は(と言うより ウィル本人が生理的に)苦手で 今回もスルーしようか悩みましたが 「インセプションを抜いた」と聞いて とりあえず押さえた一本。
なんじゃこりゃ!と 裏をかかれたような面白さでした。 マーク・ウォールバーグと組んだことが 正解だったと思います。 とにかく会話がウィットに飛んでて 良い! 「撮影時にはアドリブも多かった」との 出演者のコメントがありましたが、しゃべればしゃべるほど 良いアイデア(セリフ)が生まれたんじゃないかと感じました。
頼りない刑事・アレンを演じた ウィル・フェレル。 『俺たちダンクシューター』や 『俺たちフィギュアスケーター』など、変装・かぶり物・オーバーリアクションの 体を張ったギャグを あのデカい顔でこなすところが苦手で 全然好きになれない俳優でしたが、今回は褒めます。 面白い!この人。 相棒選びがよかったのと、一見控えめな雰囲気のアレンを “どこがおかしいの?”と言わんばかりに 真面目に演じてるところがおかしい(笑) そしてモテ男って役柄が また笑える! そこを「なんでコイツがモテるわけ? 間違ってるでしょ」と真面目に指摘する相棒(マーク)が また笑えます。
アレンの相棒・テリーを演じた マーク・ウォールバーグ。 『ラブリーボーン』や 『ザ・シューター』など シリアスな作品で光る演技を見せる彼ですが、コメディの才能もあるなんて 意外な一面でした☆ 無鉄砲な熱い男(刑事)の役で、人間味があって いつもとは違う二枚目を好演。 マーク、真骨頂ですね。
アレンの妻・シーラ役に エバ・メンデス。 『最後の恋のはじめ方』で ウィル・スミスと共演してた女優さん。 今回はチョイ役でしたが、主演の二人を引き立てるのに良い距離で、そしてナイスボディで、彼女をキャスティングしたのも 正解☆
その他、カメオ出演の豪華な面々(ブルック・シールズ、トレーシー・モーガンなど) + サミュエル・L・ジャクソンや ドゥエイン・ジョンソン、マイケル・キートンなど 個性派俳優も多数参戦☆ お得感がある作品です。 おなじ刑事ものコメディ 『コップ・〇ウト』と比べるなら… こっちかな。 ウィル・フェレルが苦手な方、克服のチャンスです!!