「人生ベスト」永遠の僕たち tyshiさんの映画レビュー(感想・評価)
人生ベスト
永遠の僕たち
やばい、やばいやばいやばい。やばすぎる。
どうしたんだ本当に。最初から最後までとんでもなく最高、どうしてこんな映画が作れるんだよ。マジで。
恋人の死を乗り越えると言うプロット。お話が最高にいい。いいとしか言いようがない…。
葬式巡りが趣味の男が、余命3か月の女性と恋に落ち、その女性の死を受け入れられない葛藤に苛まれながらも、恋人との時間を大切に過ごし、乗り越える話。
人の弱い部分が見えたか?
それは見えた。でも今回はそんなにデカくはなかったと思う。でもそうか、死を受け入れているようでやっぱり受け入れられないと言う心が弱さの葛藤になっているのか。
このお話を見て、物語の進行に関係ないような、でも絶対に必要なシーンがたくさんあったと思う。それは最後のシーンに繋がることなのだが。それを全く飽きさせずに魅せられてしまった。
まず冒頭音楽でイーノックのバスに乗っている視点から始まる。ここからまずよかった。
そして姉の存在。あの姉の存在がすごく際立っていた。最初は彼のことを認めていない。だからこそ、2人の奔放さが際立つ。若い2人と若くない姉。それぞれのキャラクターがしっかりと変化している。そのためだけにいるキャラクターなんていない。
カメラワークもフィンチャーを彷彿とさせる完璧なショットの連続。確実に好きな監督だ。
人生ベストに入る傑作。
コメントする