「アギレラの持ち味が上手く活かされた好編」バーレスク 近大さんの映画レビュー(感想・評価)
アギレラの持ち味が上手く活かされた好編
歌姫クリスティーナ・アギレラの映画初主演作。
彼女扮する田舎町のヒロインが夢を持って上京、みるみる才能を開花させていくサクセス(&ラブ)物語。
ストーリーは例えば「コヨーテ・アグリー」等と代わり映えしないが、まるで彼女の為に用意されたようなショーアップされた歌とダンスのシーンは圧巻。
大抵歌手の映画デビュー作はコケる場合が多いが、本作は演技力云々よりアギレラの持ち味が上手く活かされ、なかなか好感の持てる作品に仕上がった。(ストーリーが平凡なのもちょうどイイくらい)
アギレラのパワフルな歌唱力、セクシーなダンスも勿論だが、劇中2曲披露するシェールの存在感は貫禄もの。このシェールの容姿の“作られた”感がまた凄い…。
スタンリー・トゥッチ、アラン・カミングら実力派俳優の好助演、クリスティン・ベル(名前と顔は記憶してたけど何出てたっけ?)やディアナ・アグロンら気になる美少女たちもちらりほらり。
ショーの雰囲気や美術や衣装がどことなく「シカゴ」に似ている気もしたが、「シカゴ」同様登場人物が突然歌い出す事もないので、ミュージカル嫌いな方でも大丈夫。
アギレラや音楽ファンならきっとサントラが欲しくなるハズ!
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