「知らない曲ばかりだけど お得なCD」バーレスク Blueさんの映画レビュー(感想・評価)
知らない曲ばかりだけど お得なCD
『バーレスク』を観た感想です。 映画というより、一人の女の子のドキュメンタリー/サクセスストーリーと思って観ると 演技がヘタだとかストーリーが大まかだとか 気になりません。 ついでに言うなら マーカス役のエリック・デインをミスキャスティングしたのは誰?と責めたくなる気持ちを、クリスティーナの歌&踊り + カム・ジガンデイの“クッキー・ボックス”で 帳消しにしてくれたのは評価します。
アリ(クリスティーナ・アギレラ)が 最初から最後まで歌って・踊って、大活躍なのです。 テス(シェール)もベテランの貫禄を魅せていましたが、あくまで主演のアギレラを立ててるところが 「大人だなぁ」と感心しました。 いろんな曲を聞きましたが、知ってる曲はゼロ (辛うじてプレビューで聞いた一曲くらい)。それでも聞き入ってしまいました。 知らない曲ばかりだけど、買って良かったと思えるCDを 手にした時の気分。
テス(シェール)を支えるショーン役の スタンリー・トゥッチ。 どんな役でもこなす、マルチな才能をもつ俳優さん。 今回、唯一セリフが面白かった彼。 ゲイっぽくないゲイでした(笑)
アリのライバル・ニッキーを演じた クリステン・ベル。 彼女は貫禄が足りない感じでした。。 もっと意地悪で陰湿だったら、エンディングで もっと可愛くみえたかも。。 nice body but worse movement。
アリと恋に落ちるジャックを演じた カム・ジガンデイ。 なんだかハッキリしない草食男子でしたが、かなりキュートでした♡ 私もとうとうオバサンの仲間入りでしょうか、“クッキー・ボックス”が 忘れられません。。(爆!)
…触れないでおこうと思ったけど、エリック・デイン。 『グレイズ・アナトミー』ではとても色っぽいのに、スクリーンでは ただのオッサン。。 テレビと映画の違いを(ある意味)証明してくれた彼。 私だったら(めちゃくちゃベタだけど)ピアース・ブロスナンか、ちょっと贅沢に ジェラルド・バトラーでテスを誘惑する力もある男って設定にしたかな。。エリック、出損です。
せっかくのステージだから、劇場で観るのがいいと思います。 ストーリーを気にせず、シーンごとに楽しむべし。
P.S.アギレラちゃんが “コケて画面から消える”という基本系のギャグ?をやってましたが、あれは キャサリン・ハイグルの芸なので、真似しないでほしいです(笑)