「「こういうのでいいんだよ」な続編映画の先駆け」トロン:レガシー モっさんさんの映画レビュー(感想・評価)
「こういうのでいいんだよ」な続編映画の先駆け
『アレス』を見るために『オリジナル』と合わせて初鑑賞。
2015年あたりに『ターミネーター:新起動』、『ジュラシック・ワールド』、『スター・ウォーズ フォースの覚醒』などの過去の名作の続編を作る動きが活発になっていったが、今作はその5年前にすでに制作されておりこのシリーズは映像技術以外でも時代を先取りしているように感じた。
話の流れは前作『オリジナル』を踏襲しつつ、世界観やメカのデザインはスタイリッシュにアレンジされている。
特にライトサイクルやライトフライヤーを展開するシーンはとてもかっこよかった。
デザインは一新されたが、大げさなドアだったり忠実に再現されているゲームセンターやデジタル変換レーザーなど前作を見ていれば嬉しくなるような要素も多く残されており、ストーリーは少し複雑だが前作主人公の息子が父と再会して世界を救う王道話なので深く考えずに見ればとても楽しめた。
残念だった点を挙げるとすると
○若い頃のジェフ・ブリッジスの顔のCGがたまに3Dアニメを見ているかのように違和感がある時があった。
まあでも、あの時代の合成にしてはかなりリアルだったと思う。
○ストーリー終盤でケヴィンが死んだのが残念だった。
クルーとの融合方法がかなり強引に見えた。またクルーと融合しなければいけない理由がよく分からなかった。
トロンも最後デジタルの海に沈んで退場したのが残念だった。その後に元の色の体色に戻っていたので描写はないが生存していることを願いたい。
○主人公の殺陣がすごいもっさりしている時があった。
対してトロン/リンズラーの動きはずっとすごいキレキレだった。
やっぱりトロンが最強の戦士という設定だからそこだけは守ったのだろうか。
