ソウル・キッチンのレビュー・感想・評価
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急転直下も味になる。
どうも「食」が関わったりつくったりする内容の作品は気になってしまうもので。
全てが適当だったレストランがキャラの立った愉快なメンバーと共に音楽と料理の質、それらがうまくかみ合って楽しむ場に変わった筈が。一夜の夢の如く底の方まで追い詰められますが、そこは・・・・是非観てみてください。起死回生のチャンスがあるんですよね~。
鑑賞中、先が読めずほぼ笑いっぱなしだった。音楽も合っていてオススメです。
「ドイツらしさ」満載
自分の趣味の映画で大満足❗️ジノス大好き。
ソウル・キッチンの立地と建物内部がすごくいい!居心地良さそう、たまり場として最高、パーティーもできる、少しうるさくしても大丈夫!
外国に行くって決めたらまず書店に行ってガイドブックを何冊も買うのドイツらしい、最後は燃やしちゃうけどね。B級フード好きだね、最後はシェフのお洒落で美味しい料理が大人気になるけどね。理学療養とかトルコ人による代替治療もドイツでは人気。ジノスとイリアスの兄弟愛もいい。そして見つめ合いから愛が始まるのも!
老若男女、悪い奴も、いかれてる人も、金なしも、泥棒も、メー🐐も、税務署も、トルコやギリシャと出自色々の移民達も、酒飲みも、インテリも、ミュージシャンも、シェフもみんなごたまぜ。チャイニーズ・スープならぬ、ジャーマン・スープ!
どこに住んだっていいじゃない。空気も土も土地も水も太陽もみんなのもので誰かの所有物じゃない。投機は本当に胸糞悪い(あの不動産屋、天罰がくだったねー)。
嫌なことがあっても必ずいいことがある!
おまけ
ジノスの兄、イリアス役の俳優のモーリッツ・ブライプトロイ。若い頃から沢山のドイツ(語)映画に出ている。元はオーストリアの俳優・演劇一家。最近になってやっと認識した。「ノッキング・オン・ヘブンズ・ドア」「ラン・ローラ・ラン」「黄金のアデーレ」「ミケランジェロの暗号」などなど、そしてファティ・アキン監督映画の常連でもある。大ファンになりました。
Seoul(韓国の首都)でなく、soul(魂)ですよ👂
自分の居場所
口に合いませんでした、ごめんなさい
ハンブルグの場末の大衆食堂「ソウルキッチン」のどん底から新装開店までのドタバタを描いたレストラン・コメディ。シェフものは良作が多いので観てみましたが・・。
いかにジャンクフードの店でも主人公の不潔極まる風貌と雑な仕事ぶりは頂けません、成長物語にする意図でしょうが監督もわざわざ顰蹙をかうように見せるから冒頭からドン引きです。コメデイのスタイルなのでしょうか終始誰かが怒鳴っているオーバーアクションの連続、特にドイツ語はきつい響きの言語なので頭が痛くなります。
登場人物も人格的に残念で癖の強いキャラばかり、感情移入できない映画を観るのは辛いものです。ストーリーも散々気を揉ませてハッピーエンドと言う良くある顛末、それもシャツのボタンに救われるとは軽すぎます、細かいことにはこだわらず、いわゆるノリで見せるタイプの映画なのでしょう、ヨーロッパでは賞もとったようなので主観の問題です、あしからず。私には生理的に無理な映画でした。
接骨院もいいもんだ
ジノス(ボウスドウコス)スカイプを使ってテレビ電話するも、会いたくてしょうがない。経営状態悪化のため、ナディーン(フェリーネ・ロッガン)のいる上海へ行こうにもなかなか行けない。いつも練習場代わりに使っていたバンドが演奏を始めると、店には新規の客がわんさか集まった。また、イリアスが仲間と一緒にクラブからDJセットを盗み出して、店へと持ち込み音楽をかけてから大繁盛。シェインの料理も評判になってソウル・キッチンは軌道に乗り出した。
そんな状態に安心したのか、ジノスは兄イリアスに店をまかせて上海へ行こうとするが、祖母の死去のため突然帰国してきたナディーン。腰痛は悪化し、最悪の状態のまま、祖母の葬式でヘマをしてしまう。さらにイリアスがギャンブルに負けて、店を手放すことになった。
パッと見はコメディに見えないのだが、かなり笑える。仮出所中だということを黙ってていてほしい兄イリアスの性格もさることながら、弟ジノスのナディーンに対する一途な愛がそれを一層面白くしているのだ。すぐに包丁を投げてしまうシェインももちろんいいし、店を買いたくてしょうがない悪役ノイマンの存在もいい。
かなりエロティックな部分もあるが、ナディーン一筋のジノスは接骨院のアンナ(ドルカ・グリルシュ)のマッサージにも耐えた(笑)。エロなのはシェインがデザートに入れた催淫剤のおかげで乱交パーティと化したシーンだけだ。
個性的な登場人物がそれぞれ繰り広げる人生模様。店を無くしたが強制競売かけられたとき、破局したナディーンから金を借り、落札する展開も見事だし、エンディングは接骨院のマリアと店を貸切にして二人で過ごすクリスマスイブ。これがナディーンではないところに、未来が感じられる。
真面目なおフザケ
全てが丸く収まるハッピーエンド
一つ一つのシーンが美しく印象的
オッサンたちの青春
一年以上前に見たけれど、覚え書きしておきたい一本。
ドイツ語フェチなので、その会話の響きだけでも聞いていてじゅうぶん楽しい。
ラストでコレはクリスマスムービーだったとわかる瞬間、とてもキュートでオシャレな映画だと思いました。
馬鹿馬鹿しいけれど温かみがあって良い演出と撮影で見せてくれる
総合:70点
ストーリー: 60
キャスト: 80
演出: 80
ビジュアル: 75
音楽: 70
七転八倒な物語は現実感もなくて、特に後半は無茶苦茶なのだけれども、物語重視の喜劇ではないので許容範囲。大爆笑するような喜劇ではないのだけれども、なんとなく微笑ましく彼らの駄目っぷりを眺めていられる。食べ物や調理の美しい撮影、人物の表情の捉え方、人々の行動をカメラを動かしながらの撮影など、演出や撮影方法がなかなか上手で良い感覚を持っている。画面の切り替えの早さのうまさもあって、ちょっと馬鹿馬鹿しいながらも見ていて悪い気がしない。主要登場人物たちはみんな個性が際立っていてわかりやすいのも良かった。
ドイツの映画なのでわかりにくいし特に説明もなかったのだが、登場人物の名前がドイツ語らしくなくて違和感もあって調べてみたら、実は移民が数多く登場する。主人公とその兄はギリシャ系移民という設定だし、トルコ系の整体師も登場するし、そもそも監督からしてトルコ系。主人公やシェフ役の俳優も移民。ドイツ社会で苦労している移民のことを温かい目で滑稽に見つめているのかもしれない。この映画もレストランを繁盛させるような成功物語とかでなくて、異国で苦労しながらも懸命に生きている移民たちを優しく面白く見つめているように思える。
ドイツ映画もかなかやるなぁ。
時々、妙に、カッコいい
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