劇場公開日 2011年1月7日

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「「ほどほど」のよさ」アンストッパブル(2010) ヨギベアさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0「ほどほど」のよさ

2011年1月31日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

単純

興奮

危険物を満載した暴走列車を止めるというシンプルな話。
打つ手打つ手がことごとく失敗し、このまま行けば終点の街が壊滅する!という割に案外緊張感がないのは、どうせ助かるんだろというもっともな予想もせいもあるが、町の人々のノーテンキな行動のおかげでしょうか。
しかし、線路にブルドーザーでも置いときゃそれで終了(『動脈列島』か)となるはずが、そうは問屋が卸さないのは、さすがにハリウッドであります。
助かるとわかっているだけに、予想がつかないという面白さには欠けるので、コーフン度合いもホドホドだが、1時間半ちょっとというこれまたホドホドの尺が、もうちょっと映画を見ていたいという気持ちにさせる。この長さが本作一番の良さといえましょう。
「サブウェイ123」で地下鉄の管制官を演じたデンゼル・ワシントンは、機関士役でもいい感じの演技を見せてくれて、安心感があります。

ヨギベア