「☆☆☆★★★ ※ 鑑賞直後のメモから 過去に於いて、現世での《悪事...」カラフル 松井の天井直撃ホームランさんの映画レビュー(感想・評価)
☆☆☆★★★ ※ 鑑賞直後のメモから 過去に於いて、現世での《悪事...
☆☆☆★★★
※ 鑑賞直後のメモから
過去に於いて、現世での《悪事》を働いた僕は。死の世界から小林真とゆう男の子の肉体に、強引に〝ホームステイ〟させられた《修行》だと言う。
この《小林真》君は。クラスの仲間からは浮いているし、両親と兄。それに僕が存在する食卓は、どこかぎこちない。一体どんな家族なんだ?
アニメーションの中の、ところどころに実写を取り込んだ様に見える描写は。昨今のC Gアニメに見られる様な華やかさはない。どことなく郷愁を誘う懐かしさに包まれる。
僕こと、小林真君はどんな気持ちで目の前の絵を描いていたんのだろう?
佐野さんは馬が湖面を目指していると言った。
僕は誰なのだろう?
何故この家族はよそよそしいのだろう?
「玉電に乗ってみたかった」と言う早乙女君は、「嫌な事ばかりだけど、今が良いよ!」と言っている。
ちょっと面白い奴だ!
僕はやっと気が付いた。「生きて行くってこうゆう事なんだ!…って」
序盤から、かなり重い状況が続いて行く。一般的なアニメーションで描かれる爽快感は、最後まで全くと言って良い程にない。
段々と、この真とゆう男の子がどんな男の子で。
彼を取り巻く周りの人達の事が、少しずつ解って来る。
そして、最後に真が叫ぶ。家族との食卓場面は実に素晴らしかった。
かのベートーベンだって、第九の中で」友を持たぬ者は人生の敗残者だ」…と歌っているじゃないか。
“明日がある”って素晴らしい事なんだ!
2010年8月29日 TOHOシネマズ錦糸町/スクリーン5
※ 佐野さんのモデルは某都内有名名画座の専従員の女性では?
監督自身が何度もトークショーを通じて、その映画館へ出向いている訳で…。名前も佐野なのは、原作を未読の為にはっきりとは言えないのですが…。
それよりなにより、ビックリするくらいに瓜二つなんだもの!