マダガスカル3のレビュー・感想・評価
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サーカスシーンが楽しすぎ
内容は2の方が深かったと思う。
でも、映像の作り込みがすごくて、楽しい。
今回は、サーカスで昔は活躍していた虎が、昔の失敗と齢により心が閉じていたが、自信を取り戻しパフォーマンスに励むまでの過程がとても良かった。
執拗に追いかけてくる女性警部が本当に狂気の沙汰で怖いのと、野生そのもののクマのソーニャがチュチュで三輪車に乗っているのが強烈な印象。
time to say good byeが効いていた。
ニューヨークの動物園でパフォーマンスしていたら、サーカスでも通用するのかな?食料はどうしていたのかな?いささか疑問だが、お調子者でダンスが得意なライオンシマウマキリンカバが活躍している様子を見るのは楽しい。
そして、いざ動物園に戻れると、1作目で動物園が1番だと思っていたキリンカバライオンが嘘のように、檻の中で窮屈に感じる。動物本来ののびのびした生活を知った一行はサーカスに戻る道を選ぶ。
祝うという意味で
パラマウント100周年記念を祝うという意味で、作品の派手さとリズム感と とにかく楽しいという部分で成功。 一作品としてストーリーを追うと ちょっと流れが強引で「アニメだしな。。」と何度もつぶやいて 自分自身を納得させながらの鑑賞となりました。
とにかく聞き取りやすい声出の ベン・スティーラー(『ペントハウス(2011)』)とクリス・ロック(『What to Expect When You're Expecting(2012)』)。 アテレコではアドリブも聞かないので、二人の面白さは出ず。 でも アレックスとマーティの声がしっかり定着しています。
名前を見てあらためて「そうか」と思ったレギュラー出演。 グロリアの声はウィル・スミス妻(ジェイダ・ピンケット=スミス、『マトリックス・シリーズ』)、ジュリアンの声は サシャ・バロン・コーエン(『ディクテーター(2012)』)。
何気に豪華な サブ・キャラ。 アレックスたちを追い掛けるキャプテン・デュボイスを演じたフランシス・マクドマルド(『バーン・アフター・リーディング(2008)』)。 サーカスのヒョウ?・ジーアを演じた ジェシカ・チャステイン(『ヘルプ 心がつなぐストーリー(2011)』)。 ヴィタリーを演じた ブライアン・クランストン(『トータル・リコール(2012)』など。
この作品の一番の見どころと言える 個々のキャラクターの表情が今回も生きていたと思います(特に 飛行機での追跡合戦、屋上にいた モーリスのぬか喜びが 私のお気に入り)。 もっとセリフが面白ければ 評価がのびていたと思う3.5。 キッズには ややウケでした。
派手に飽きさせない。
シリーズものに難航しているピクサーなどに比べて、
ドリームワークスはバンバン世に出しては成功させている。
「シュレック」「カンフーパンダ」、そしてこの「マダガスカル」
まさか今作がここまで続く?と初めは思わなかったが、
例えば実際にこの3だけを観てみると(1、2を観ていない人が)
何のためらいもなく話に入れると思う。つまりは…単純なのだ。
子供向けアニメのいいところは、明るくてノリがよくて単純な点。
最近じゃ大人向けアニメが多く公開されているけれど、そこへ
連れてこられた小学生などの態度を見ていると、すぐに分かる。
アレ絶対、途中で飽きてますから~!(汗)
子供って正直だから(大人もまぁそうだけど)画面への食いつき度が
ハンパじゃない。子供がムダ口をたたかない作品はつまらないんじゃ
なくて、飽きるスキを与えていない!ということになるんだわねぇ。
ドリームワークスの製作するアニメってほとんどが単純で(失礼)
テンポが抜群にイイのだ。飽きていくヒマを与えずに終わっちゃう。
心に残るか…と言われればまったくそうでもないけど(失礼)
続編をやったら観たいか…と聞かれれば、まぁ観るだろうなと思う。
鑑賞者が何を期待して観るかがリサーチされているかのような、
アタリハズレがけっこう激しい作品の中でこうしてシリーズ化でき、
そこそこの成績が挙げられるというのは快挙だと思うのよねぇ。
…なわけで、今回もまずまずの期待で観てみましたが。
うわ、派手!!ずいぶんと今回は派手になった感じがする。
おまけに(おそらく単純に3Dなのを加味して)かっ飛ばしている!
ストーリーもかなりすっ飛ばして(爆)いる気がしたけど^^;
スピンオフで製作されたペンギンズも相変らずいい味出してるし。
それぞれのキャラが確立されて、今回はアレックスやマーティの
出番を削るほど?ゲストや脇キャラが頑張っている感じがした。
人間キャラも、今回はデュボア警部というトチ狂った女を登場させ
虫のように縦横無尽に地を這わせたり、どこをとっても動物的!^^;
話の内容は特に新味はないのだが、
そういった目玉キャラ(親父じゃなくて)を多数輩出することで、
主人公たちだけじゃなく、アッチにもコッチにも目を向けさせると
いう、飽きさせないぞ絶対に!プランが効を奏した感じが出てる。
音楽はハンス・ジマー。
今回マーティがアフロになって歌い出すフレーズをモチーフに、
ラストでテーマソングとコラボさせてミックスソングに仕上げている。
音楽面でもこういったチャレンジをするのが楽しい。
他にも懐かしいポップスから、E・ピアフの名曲、いま流行のロック
まで幅広く網羅し、耳の方でも飽きさせない。
ここまで盛りだくさんにされると、肝心のお話はどうでもよくなる感じ
(それが狙いか?^^;)もするが、そこはまずまず、あーそうきたか。と
いう、人間だと思い込んでる動物らしく?大団円へと持ち込んだ。
これでおしまいにするんだろうなーという気持ちと、いや、これが
ヒットしたらまた続編を目論むんじゃないのか?という試算とが入り
乱れる、サーカス団の綱渡り経営を地でいくような興行一途の作品。
(しかしこれ、絶対字幕でも観たいよなぁ~。凄すぎるもん顔ぶれが。)
1、2を観てないとキビシイ
そもそもの敗因は、1、2を見てないまま3を見てしまったこと。
ストーリーは、1と2を見てなくてもわかるようになっていたが、ギャグがさっぱりわからない。周りの反応で「元ネタがある笑い」があるっぽいなーと。
元々、あまり笑わない性格なのでさらに笑えない。劇場での疎外感はタップリ。
映画には全く罪がないことなので、1、2を見てない方は見てから行った方がよいなと思った。
ストーリーとして、多少の伏線とテンポのよさ、仲間との繋がり、自身の成長と、約1時間半の中で綺麗にまとまっていたので飽きなかった。
声優さんは、メインは俳優さんとお笑いの方で正直心配でしたが、違和感がなくて凄い良かった!!他もベテラン声優さんの名前があり、吹き替えに関してはがっかりすることはないと思う。
映像も綺麗。とくにサーカスのシーンは幻想的。
この夏いちばんのジェットコースタームービー
まず始めに長文失礼します。それとストーリーのネタばれ含みます。ご了承を。
ドリームワークス・アニメーション作品の中で「マダガスカル」シリーズの大ファンで、全作とも映画館&DVDをチェック、スピンオフ作品の「ザ・ペンギンズ from マダガスカル」も日本放映版をほぼ全部観ました。一番のお気に入りキャラはペンギンズの隊長(英語版はskipper)。
「マダガスカル3」は7/21の試写会(3D吹替)を鑑賞。
ハンス・ジマー氏の作曲も相変わらず素晴らしく、懐かしの洋楽もアレンジされて使われているので、知っている&好きな曲も聴けて嬉しい所。
ストーリーは今回も動物園外の世界を知った彼らの成長あり、ダンスあり、動きたい放題な大冒険の続き。大自然から都会へ戻ります。
3では主役アレックスを差し置きそうなほど、ペンギンズ(特に隊長)の存在感がある。やや出番は少なめながら、ジュリアン(ワオキツネザル)、モーリス(アイアイ)、モート(コビトキツネザル)のトリオも出てきて、その言動としぐさで楽しませてくれる。どうにも彼らは憎めないなぁ〜。
さらに今回、敵の人間(しかも女性)の「デュボア警部」が見た目も中身もアクが強くてキテるキャラクター。
ダイハードばりの行動力で、執念深くアレックス達を捕まえようとつけ狙っていくのだけど、もう人間じゃないような運動神経と動物サーチ能力がすごい、すごすぎる。
このシリーズ、人間の女性強いですな。おばあちゃんといい、おばさん警部といい。
肝心のストーリーは第一作でニューヨークからマダガスカルへ、第二作でアフリカへ。そしてこの第三作は、アフリカからモンテカルロ、ローマにロンドン、そして何とニューヨークに戻る。主役4頭やペンギンズの住処、セントラルパーク動物園へ帰ってくる。
冒頭はペンギンズを追ってモンテカルロのカジノ潜入に失敗、動物公安局のデュボア警部に「新たな獲物」として追われ、カーチェイスしたのち、落ち目のサーカス団の移動列車に乗り、ヨーロッパの公演巡り。そしてアメリカ(ニューヨーク)に戻るまでのドタバタ、スピーディーな展開が楽しめる。
アレックス達も加わる、動物だけのサーカス団が結成されていく様子も楽しい。それとイリュージョンのようなサーカス演目の内容とCG表現力も見所。3Dで目がちょっとチカチカしましたが、美しく躍動感がすごい。
「サーカスの立て直しをして、次の4作目くらいでアメリカ戻ってくるのかな~」と勝手に予想していた私には、このストーリー展開に驚いたけど、かなり良かった!!
エンドは…これも予想外だったけど、アレックス達によるデュボア警部達への逆襲がまた面白い。彼女らが木箱に入れられ、「主人公たちが最初に行った場所に送られる(マダガスカル)」シーンでも思わず笑ってしまった。
「マダガスカル」シリーズを字幕、吹替のどちらも視聴してきて思った事。
この作品のキャラ担当声優は、米日どちらも声の演技が上手い、もしくはキャラクターにハマりすぎな方ばかり。おかげで声に違和感を感じる事なく、この映画を楽しめる。
私はアニメ映画などで、基本キャラに合う&演じきる技術があれば、俳優、声優、タレントさんの誰が担当しても構わない派。ただ近年は話題作りのためといえ、演技力の足りない人達の吹替えは「正直勘弁してほしい」と感じている。
その点「マダガスカル」シリーズは、吹替の質も高く自信をもってオススメします。
シリアスなストーリーが多いと思われる今夏の映画の中では、いちばん派手で明るい内容じゃないかな。何も考えず楽しめます〜。
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