「【ダメダメモーニングショーを生まれ変わらせたど根性女性プロデューサーの奮闘を描くコメディ。R・マクアダムスがハリソン・フォード、ダイアン・キートンを相手に一歩も引けを取らない所が凄いなあ。】」恋とニュースのつくり方 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【ダメダメモーニングショーを生まれ変わらせたど根性女性プロデューサーの奮闘を描くコメディ。R・マクアダムスがハリソン・フォード、ダイアン・キートンを相手に一歩も引けを取らない所が凄いなあ。】
ー ご存知の通り、レイチェル・マクアダムスはラヴ・コメの女王として一世を風靡した方である。私は映画館で2013年にリチャード・カーティス監督の「アバウト・タイム~愛おしい時間について~」を見てヤラレタ訳であるが、2010年公開の今作を観てもヤッパリ、レイチェル・マクアダムスは魅力的であるのだなあ。-
■長年頑張って勤めたテレビ局をクビになり、心機一転、視聴率の上がらないモーニングショー「デイブレイク」のプロデューサーに就任したベッキー(レイチェル・マクアダムス)は立て直しに奔走する。
昔は超大物キャスターでベッキーの憧れだった気難しいマイク・ポメロイ(ハリソン・フォード)をど根性で引き抜くが、笑顔一つ見せずにニュースしか興味が無いマイクがうまく機能せず、編成局長から4Wで1.5ポイント視聴率が上がらないと番組打ち切りと言われてしまう。
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・今作もレイチェル・マクアダムスの魅力炸裂作品である。恋も仕事も頑張りやだけれども、どこかおっちょこちょいな姿がチャーミングである。
素敵なプロデューサーの彼氏アダム・ベネット(パトリック・ウィルソン)が出来たのに、何とか「デイブレイク」の視聴率を上げようと頑張る姿。
・ニュースキャスターを、ジェットコースターの先頭に乗せて生中継しちゃったり、マイクの相方で矢鱈と彼と張り合う女性キャスター、コリーン(ダイアン・キートン)に動物の着ぐるみを着せたりするが、中々視聴率が上がらない中、マイクとコリーンの本音の遣り取りを流したら徐々に視聴率が上がって来るのであーる。
視聴者って、作り笑いより本音で勝負‼の方が面白いのかな。
・そんな中、ベッキーにアメリカNo1で歴史あるモーニングショー「トゥデイ」から引き抜きの話が来るが、彼女は”ここまで、頑張って来たのは仲間がいたから!”と残ろうとするのだけれども、マイクのツレナイ態度を見て激怒して面接に行ってしまうのであーる。
だが、そんな彼女の姿を見たマイクは、本番中にイキナリ席を立って、ベッキーが彼の家に来た時に作った得意の”気にいった相手にしか作らない”フリッタータを作り始め、それを面接会場で見ていた彼女は驚いてしまうが、それがきっかけで二人は仲良く、次のネタを歩きながら考えるのである。
<今作は、ラヴ・コメの女王レイチェル・マクアダムスが、大ベテランのハリソン・フォード、ダイアン・キートンを相手に一歩も引けを取らない演技を見せる、コメディなのである。>