劇場公開日 2010年2月20日

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「渡部篤郎初監督作品。大好きな役者さんですが・・・」コトバのない冬 septakaさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0渡部篤郎初監督作品。大好きな役者さんですが・・・

2010年3月18日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

お客さんからお金を払って観てもらう
映画の作品になっていたかと言うと、どうかな?と。

私を含めて3人という
まるでホームシアターのような状況で
鑑賞させていただきましたが、うしろに
座っていたカップルの兄ちゃん、上映中に
2回もトイレに行ってましたからね。それだけ
集中力を持続させてみるには難しい作品でした。

・俳優さんに状況だけを伝えての、ほぼアドリブ
・セリフに詰まったり、言い間違えたりしても、そのまま採用
・心の揺れを、カメラの揺れで表す
・一台のカメラで会話をしている
 2人を映し、わざとホームビデオで
 撮影したかのように見せドキュメント的な臨場感を表す

そんなやりたいことをやりきった感は
十二分に伝わってきたのですが、それだけになってしまっていた気がします。

最大の見せ場のラストシーンも
作品に入り込んでいれば、感動のあまり
号泣してしまうのでしょうが、そこまでの
プロセスで「なんか違うよなぁ」と、まったく
作品に入り込んでいませんでしたから、なす術もなく傍観するしかありませんでした。

☆彡     ☆彡

今作にはクエスチョンマークをつけましたが、
大好きな役者さんには違いありません。『まっすぐな男』も見てたし。
決して、AAAの宇野ちゃん目当てだけではなかったですよ(苦笑)

俳優としての御活躍、
監督としても、これを糧にして
また作ってみてください。楽しみにしています(笑顔)

期待を加算して、Bにしておきます。

septaka