「ただの、平凡なストーリーじゃないよ。」しあわせの隠れ場所 りりーさんの映画レビュー(感想・評価)
ただの、平凡なストーリーじゃないよ。
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アメリカン・フットボールの有名選手で、今も活躍しているマイケル・オアーの生い立ち。
サンドラ・ブロック演じる、リー・アンは、インテリアデザイナーで、2人の子供の母親である。
リー・アンが、ホームレス状態にある、大柄な黒人少年マイケルを自宅に連れて帰ることに決めた時から、マイケルの新しい生活は始まる。
白人で裕福なリー・アン一家が、貧しい黒人少年の世話をしているというだけで、
「よくやるわ~。名誉目当て?」
なんてことを言う人たちが出てくる。
でも、そんなことは、一切気にしない。
彼女も、夫も、本当に心の底から、優しい思いやりで満ちている。
この夫のショーン、本当に素晴らしい人。
理解があって、とっても広い心の持ち主。
年頃の娘も、末の男の子も、何が正しいか、きちんとわかっている。
幼いSJとマイケルの会話は、本当に屈託がなく、楽しい。
思わず、クスっとわらってしまう。
後半少ししか、出番はなかったけれど、重要な役所の、キャシー・ベイツ。
さすがの貫禄。
ミシシッピ州といえば、南北戦争の激戦地。
裕福で人種差別をしない善良な白人が、貧しい黒人少年を助けました、そして、その少年は成功しました、という話ではない。
人が人を人と認めて、光をもたらすということ。
マイケルの純真無垢な心は、家族を持つことを可能にした。
また、その純真さは、一家にも温かいものを与えたことでしょう。
心温まる実話でした。
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