劇場公開日 2010年12月4日

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「【算盤侍の矜持を故森田芳光監督が丁寧に描く。侍映画の新たな有り様を見出した記念碑的な作品。断捨離作品でもある。】」武士の家計簿 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0【算盤侍の矜持を故森田芳光監督が丁寧に描く。侍映画の新たな有り様を見出した記念碑的な作品。断捨離作品でもある。】

2019年5月19日
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鑑賞方法:映画館

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 森田芳光監督&堺雅人主演の切り合いが全く出てこない”断捨離”時代劇。

 当時は、現在ほど脚光を浴びていなかった磯田道史著「武士の家計簿”加賀藩御算用者”の幕末維新」が原作。

 傾いた猪山家を立て直すために、加賀藩の御算用者だった猪山直之は、徹底的な倹約術を展開する。

 ・母の豪華な着物は売り・・
 ・父の道楽品も売り・・
 ・息子の元服式の料理の鯛は睨み鯛ならぬ、和紙に書いた鯛で代用・・。

 けれど、それが面白かった。

 今作以降、徐々に時代劇大作は減り ”算盤侍”時代劇が増えて来たのは、2019年現在、万民が知っている事。

 当時は、地味だとか批判もあったが、今になれば故森田芳光監督の先見の明に頭を下げる。

 今作のパンフレットも算盤の絵柄・大きさで作られており、読みごたえがあったなあ。

<2011年1月9日 劇場にて鑑賞>

NOBU
kossyさんのコメント
2020年9月13日

NOBUさん、いつもありがとうございます!
算盤型のパンフでしたか~ちょっと興味わきます。
映画の公開前からかなり金沢の特集番組とかやってまして、地元でもある意味フィーバーとなっていましたw
俺も金沢検定とか観光の勉強を始めたくらいです・・・
磯田さんもこの作品以降、NHKの歴史番組に出まくりましたよね~最近は見てないから知らないけど・・・

kossy