「どんよりしちゃうけど、救いたい」プレシャス チヌテさんの映画レビュー(感想・評価)
どんよりしちゃうけど、救いたい
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どうにかして言葉をかけてあげたいが、見つからない。
エイズ陽性の結果を告白したプレシャスに周りはなんと言葉をかければよかったのか…あまりにも困難が多い人生である。なにを言ってもただの慰めの為の言葉にしか聞こえない。
妄想のシーンは、暗い気持ちや、現実逃避する人の姿をとてもよく描けている。逃げたい話になると自然と妄想を始めてしまう。
あれだけ酷いことをされたのに、母親の言った、勉強は無意味という言葉を思い出し、信じてしまいそうになる。お母さんの言う通りにすれば怒られないと身体に叩き込まれた定義が、そういった子供たちがなかなか社会に出られない理由のひとつだろう。
いろいろ考えさせられた。
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