劇場公開日 2010年2月6日

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「予習なしで観るべからず」涼宮ハルヒの消失 星なれさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0予習なしで観るべからず

2010年3月21日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

楽しい

興奮

原作のライトノベル小説は読んでいませんがTVシリーズをすべて観た上で観賞しました。
どうしてTVシリーズで続編をやらないで劇場作品なの?と観賞前は不満もありましたが
観終わって「TVだと30分区切りでブツ切れになるけど…これは一気に観たいよなあ」
と納得の長編163分でした。
全然長いとは感じませんでした。
(途中トイレに立たないで済むよう注意しましょう。何名かそれらしい方がいました。)

TVシリーズで張られた伏線やエピソードを「これでもか!」というくらい踏襲しており、世界観は破綻するところが一切なく実に見事に一貫しています。
TVを観ていない(もしくは消失以前の原作小説を読んでいない)方にはオススメ出来ません。
が、ちゃんと予習(笑)をして鑑賞すれば
思わず泣けてしまう、そんな映画です。

緻密で繊細、そして切ない、琴線を震わせる、非常によく練られており
何回でも繰り返して観たい素晴らしい映画です。
劇場が明るくなるまで決して席を立たないで観賞しましょう。
 よくありますよね、エンディングテーマが本編の世界観と全く関係のないような音楽の映画(^^;)、この映画はそんな不粋なことしてませんから!
むしろ余韻を深めてくれますから!!

続編がTV作品になるのか、また劇場作品になるのかはわかりませんが
それも楽しみにさせてくれる映画でした。

星なれ