「最高だ」バッド・ルーテナント 吉泉知彦さんの映画レビュー(感想・評価)
最高だ
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久しぶりに見返したら改めて素晴らしかった。
ヤクをカツアゲしたり、ラリったりしながらもお父さんの面倒を見たり犬を預かったり、犯罪捜査をしたりと世の務めをきちんと果たそうとしているところがいい。借金も踏み倒さない。
クズなのに、そんなもろもろを放棄せずに懸命にやりくりしている。
ストーリーもとても面白い。警察署の机に座っていると次々関係者が現れて問題解決を語っていくところが面白かった。
(追記20250919)
9年ぶりでおそらく4回目見返す。やっぱり素晴らしい。フランキーがふざけてテレンスに銃を向けて「私を愛しなさい」と言うのがかわいい。道を踏み外している人しか出てこない。
ジャンキーには常に「ラリッてるだろ」と指摘されるのが面白い。同僚の刑事もみんな分かっていそうで、おそらく大なり小なりみんな後ろめたいことをしているから黙認しているのだろう。仲良くなったギャングのボスを簡単に裏切るし、どこまで計画的なのか不明で、その場の思い付きで行き当たりばったりではないだろうか。
一切弱音を吐いたり、落ち込んだりせず、懸命にドラッグの入手を心がけている。そして最後のところでとても優しい。
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