「スピンオフと言うべきか」サバイバル・オブ・ザ・デッド うにたん♪(コロナが当たり前の世界)さんの映画レビュー(感想・評価)
スピンオフと言うべきか
前作のダイアリーオブザデッドから派生した物語
小さな島で昔から反りの合わないマルドゥーン家とオフリン家の対立にゾンビの人権?(扱い方)を問う部分が物語の中心になっている。
オフリン家はゾンビになれば即殺。
マルドゥーン家ではゾンビになっても牧場で鎖に繋いで飼い殺し。
オフリン家が全面的に正しいとは思わないが、マルドゥーンの歪み具合は酷い(笑)
拘りの強い爺たちに振り回された奴等かアホに見える作品です。
そして散々理屈をこねてた爺たちが双方、自身の信念を投げ捨てる程度の意思の弱さなので世の中の愚かしさを代弁してるようです。
巨匠ロメロが作っただけに俳優たちもそれなりに演技力があり、淡々とした作品に安定感すら感じる。
有象無象のB級作品と比べると明らかに落ち着いて観られる実家のような雰囲気だ。
グロいシーンは安いB級と比べると段違いに力が入ってるのは間違いない。
所々CGも使ってるから、昨今のCGだらけよりはずっとゾンビらしく見える
ただ、馬は喰わんでもエエやろ?
ドーンオブでは犬は見向きもせんかったのに、何で今更馬喰うんよ?
ラストの爺二人には一言「死んでも殺しあってろ」って事かな
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