「孤独感」シングルマン あまねさんの映画レビュー(感想・評価)
孤独感
印象的で繊細で美しい映画。せっかく映像という方法を使うなら、こういう映画をもっと見たい。
この男性の生き方は、ひ弱と言えるだろうけれど、心の繊細さや弱さを、ここまで丁寧に美しく表現していてくれている点で、この映画は、暖かいし、新鮮だと思う。
主人公を心配する学生が語っていた「孤独感」が、全体に一貫して流れている。そして、死を覚悟したとき、初めて見えてくる世界。
「何がどうした」の世界ではなく、「どう見えるか」の世界だった。
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