「ホラー好きには物足りなくない?ホラー映画恐怖症が見ても怖くない!」パラノーマル・アクティビティ Ryuu topiann(リュウとぴあん)さんの映画レビュー(感想・評価)
ホラー好きには物足りなくない?ホラー映画恐怖症が見ても怖くない!
『パラノーマルアクティビティ3』がもう直ぐに公開になるので、ホラー映画苦手で、このシリーズを未だ観ていない私も今回はチャレンジしてみた。結果は、最悪でした。
映画館で観るのは音響効果抜群な上、映画館は暗い。例えヒット作品で、混雑する映画でも、一人で行けば、知らない人達と観ているので孤独感もあり、一人と言う環境が気分を煽るのか、恐怖映画は昔から一定の数字でヒットする。人に備わる恐いもの見たさと言う深層心理を巧く利用できれば、臨場感抜群になる映画館なら充分楽しめるのだろう。
自宅でDVDの再生では、画面と音響効果が半減される上ちっとも暗い部屋で見なかった為か、全然始めから最後迄恐くも何とも無かった。只の霊と言うより、悪魔かも知れないと言う要素で観ると、欧米人は、キリスト教とか、信仰の問題と絡んで、恐怖するのだろうか?日本では2010年1月に公開され、今年2011年2月には早くも『パート2』が公開され、この11月で、
『パート3』へと続く訳だが、『パート1』シラケまくっていた。
2000年に200万円の製作費で大ヒットとして、注目を浴びた作品で、『ブレア・ウイッチ・プロジェクト』があったが、あれは今迄に無く、ハンドカメラで巧く森の中を彷徨う、と言う感じを映像として捉えているから臨場感があって面白かったのだが、この作品の場合
引っ越しした家で、次々起こる怪奇現象と言うのは、設定に目新しさが欠けている上に、リアリティーに著しく欠如している。『シャイニング』『ポルターガイスト』の方が何十倍もの恐さがある!
この作品『パート1』でこれでは、DVDで『パート2』を借りて観るのも、正直迷う。高収益を得たこの作品がシリーズ化に当たり、製作費が取れる事でもう少しリアリティーの有る映像化、もしくは、ストーリーの新たな展開が望めないと恐いもの見たさと言う深層心理だけでは、客の足は掴めない。飽きると言う心理に打ち勝つ、或いはその深層心理を逆手に取る様な、面白し展開が無いと期待感が持てない。
日本人の私は、『耳なし法一』『四谷怪談』の方が死ぬほど恐い!『エクソシスト』『ハロウィーン』『13日金曜日』これらのシリーズは恐いのもありました。
でも、今迄観たホラーでは、『女優霊』が最高に恐かったな~!