「サッカーの予備知識がないと観ない方が良い映画」マラドーナ としぱぱさんの映画レビュー(感想・評価)
サッカーの予備知識がないと観ない方が良い映画
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ドキュメンタリーなのだがマラドーナ(題材)の問題か、監督のメッセージが伝わってこない。マラドーナを崇拝している部分と冷静にドキュメントを追い続ける姿勢がごちゃ混ぜになりこの映画を表現していると言えよう。個人的にマラドーナは素晴らしいプレイヤーだと思うし、多分40代のサッカーファンなら必ず、ベスト5に入れるだろう名選手だ。しかし彼の破天荒な言動や行動はそのカリスマ性ゆえに現役時代は光で引退後は闇だ。まるで5人抜きのシュートと神の左手の様に。人生においてもコカインにおぼれ入退院を繰り返す。もう駄目だと何度も世間の人は思っただろう。しかし彼は復活し、メディアに繰り返し現れる。だがこれだけは言える。宗教ともあがめられる彼のゴールは色あせない。あれ以上のゴールは生まれない。最後にこの映画で一番納得したのは、カリスマのサッカー選手を支えたその妻と家族が一番素晴らしく、頭が下がるほどの愛が彼を支えたということだろう。
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