「マラドーナ賛美」マラドーナ パプリカさんの映画レビュー(感想・評価)
マラドーナ賛美
ディエゴマラドーナのドキュメンタリーが公開される準備として鑑賞。
そもそもサッカーの知識も歴史も南米の社会情勢も知ってる大前提で話は進むのだから、神の手すら知らない私にとってなかなかハードルが高い。
しかしながら、人なのか土地なのか不明だったりする言葉の数々を調べながら噛み砕いて行くと、単に監督がマラドーナ大好きってのが主軸にある。
マラドーナの偉大さを見ろ!詰まるところそんな作品だった。
まずは、監督がマラドーナを好きな様子を散々に見せつけられる。
例えば、監督とマラドーナの雑談の様なインタビュー。
身を乗り出し話に乗りたいのをかろうじて抑え、第三者として問いかけをする場面が度々みられるし、マラドーナ教のサポーターの店に招かれ妖艶なポールダンサーのもてなしを受けるシーンでも、マラドーナのプレーを見る方が高揚するなんて熱い語りが入ったりする。
そしてマラドーナの賛美。
マラドーナのプレイ、マラドーナとナポリ、マラドーナとアルゼンチン、マラドーナと反米活動、マラドーナとカストロ、コカインと戦ったマラドーナ、マラドーナと家族愛などなど。
落ちぶれたイメージが伴うコカインネタですら、乗り越えたと良いイメージに表現するベタ惚れ様だ。
公開されたもう一本のドキュメンタリーと比べると偏りまくったこの作品、結構面白いかも。
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