「きみが服を用意した日。」きみがぼくを見つけた日 ハチコさんの映画レビュー(感想・評価)
きみが服を用意した日。
タイムトラベルものといえば、なんだか気分がワクワク
するものが多いのだけど、これはちょっと毛色が違う…。
まぁ、恋する二人(はじめは一人か^^;)が出逢う過程が
時代を経て描かれていくので、待つ方としては楽しい?
いや~でも私は絶対ムリだと思った。まず待てないなぁ。
冒頭の流れ、最初は訳が分からず…あ~でもここできっと
何かが起こるんじゃないかと不穏な空気が漂い、そして。。
凄惨な現場にいきなり半裸(これがまずポイントだ)の男が
「未来の君だ」なんて現れたら、少年だってビックリ!?
さらには場所を変え、ピクニック少女の前に洋服をねだる
全裸の男が登場(服を着てからだけど^^;)するのだから、
これはE・バナの裸祭りか!?ハルク再びか!?と思う。
な~にしろ見事な全裸ぶりだ…(爆)
成長した少女とやっとの出逢い、すぐ恋に落ちる二人。
だんだんと男の素性が明かされるにつれ、あ、彼は未来
から過去の相手(選べないというが)に逢いに来てるのか?
な~るほど…というわけで、彼らは見事に結婚を果たす。
しかし、行き先も時期も選べない彼との結婚生活は当然
不都合ばかりが起こる。それを承知で結婚したのだから、
彼女の方は懸命に耐えているな、と思った。男性陣なら
こういう奥さんが欲しいだろうなぁ。裸で帰宅する夫に(爆)
服を用意して待つ妻、である。通常ならあり得ない…^^;
タイムトラベルの回数や時期の入れ方が散漫(特に後半)、
妻の妊娠方法の是非…など、いろいろ物議を醸しそうだが
とにもかくにもこの二人がすごーく愛し合っているのでv
観る方は気恥ずかしくなりつつも、励ましてやりたくなる。
運命は変えられないが、もう二度と逢えないヒトに逢える
(たとえ過去でも)のは、それだけで私には羨ましく思える。
(きみが服を用意した日。ってのはどうかしら。ダメ?^^;)