「全体主義の起源」THE WAVE ウェイヴ よしたださんの映画レビュー(感想・評価)
全体主義の起源
ハンナ・アーレントの「全体主義の起源」で洞察されていた、「バラバラの大衆によって」全体主義が生み出されることを映画は直接的な描写によって語る。
すなわち、先生が席替えによってそれまでの仲良しグループを解体したことが、生徒たちがこのクラスへの帰属意識に依存するきっかけとなった。
物語というよりは、映像化された思考実験と言ったほうが、映画の意義を感じ取りやすい。
コメントする
ハンナ・アーレントの「全体主義の起源」で洞察されていた、「バラバラの大衆によって」全体主義が生み出されることを映画は直接的な描写によって語る。
すなわち、先生が席替えによってそれまでの仲良しグループを解体したことが、生徒たちがこのクラスへの帰属意識に依存するきっかけとなった。
物語というよりは、映像化された思考実験と言ったほうが、映画の意義を感じ取りやすい。