灼熱の肌(2009)のレビュー・感想・評価
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ドラッグまみれのかなりきわどい青春群像劇
邦題に抵抗を感じつつも、アナ・デ・アルマス観たさに思いきって鑑賞。
全体を通して想像以上にきわど過ぎて、期待していた青春感がかなり霞んでしまっていた印象だが、時々際立つ映像美もあり、それなりに映画としても楽しめた部分もあったかな。特に役名ニコが集合住宅の前を歩いているシーンは名作顔負けの雰囲気あり。ニコの部屋のポスターも気になった。
アナ・デ・アルマス目当てで観たものの、誰が主役なのかよくわからなかった構成の中で、個人的には役名トニーとパスのみずみずしさがリゾート地の景色に良く映え、青春の甘酸っぱさと苦悩の象徴として印象に残った。
それにしても、もう少し誰でも観やすくなる邦題はないものなのだろうか(汗)
人は性には勝てないのか…。
セックス、ドラッグ、ロックンロールじゃなくて、レイブ音楽。
若者が本当の幸せとか愛とか分からぬまま、自分の性にに生き、翻弄される様を描く。
結末は定番の身近な人の死で終わる。
社会が地盤沈下を起こすと必ずといってよいくらいにこの手の社会現象を映し、描き出す。それもいかに生きる性を丸裸にし、生きる美しさを描く。
楽しいこと、ドラッグ、セックス、やめられますか!?
そんな普遍的な人間の性を描いた作品。
男女共に野獣的な性で墜ちてゆく…。
猿にを自慰教えると死ぬまでやり続けるという、そのもの。
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